1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「小学校時代のそろばん真っ二つ事件。今週のお題「試験の思い出」」

今週のお題「試験の思い出」

 

今回は、今週のお題「試験の思い出」で
書かせていただきます。

 

試験の思い出を書くにあたって、
みなさんが大学受験など
学校の進学に関して触れられることも多いことと思います。

 

なので、自分は少し角度を変えて、
小学校時代に通っていた
地元の珠算塾での、試験の思い出を書いてみます。

 

小学二年か三年時から自分は地元の珠算塾(そろばん塾)に通っていました。
紆余曲折ありながらもなんとか昇級を続けて
小学校の6年のとき。
大体の場合、小学校でその珠算塾は卒業のような雰囲気があり(当時の地元では)

自分もおそらく最後の試験になるのではないか?

 

という試験でした。
ちなみに、内容はすでに珠算一級になっていたので
準段(一段)だったと思います。

 

で、何があったかというと、ですが。

 

もともと練習で塾に通いながら
自分の使っているそろばんが
珠がひっついて計算違いをしたり、
そろばん本体が机からすべって
ご破算(計算中に珠の状態が崩れて計算が途中でできなくなること)
になったりしやすい、
要するに古くなって傷んだそろばんを使っていたのです。

 

これは、長く使うことで環境や季節の影響も受けて、
珠やそろばん本体のフレームがしけっていたりして、
全体が歪むことで発生する問題だと
その少しあとに気づいたのですが、

 

それによる計算ミスに当時はかなり悩まされていました。
周りからはそれでバカにされていた風もありました
(そろばん塾ではそろばんの実力によってそういう現象が起こりがちです。
お互い子供でしたし、
当時も今もそういう民度や風潮があると思います) 

 

そういう計算ミスが肝心な試験の最中に起こってしまい、
自分はその試験の最中、
問題の用紙の入れ替わるインターバルに、
あまりにそろばん本体がすべったりするので、
直感的に歪みに気づいたのでしょう、
そろばんを腕力でひねるという力業、暴挙にでたのです。

 

……、結果、
そのまま自分の古くなったそろばんは、
バキンッ
と真っ二つに折れていまいました(汗

 

真ん中あたりの珠も少し飛び散り、
試験会場(自分の小学校の教室の一つを借りてのことでした)
には一瞬のどよめきと沈黙が訪れていました。

 

その後、どうしたのかといえば、

 

試験官のおじさんだったかは、
こちらがそろばんがうまく出来ないから(当時から体格もあったので)
自分が切れてそうしたのだとでも思ったのでしょう。

 

「そのままやって」

 

と何もフォローすることなく、試験続行です。
いや、普通予備のそろばんとかあって、
貸し出したりするんじゃないですか?この場合。

 

しかも、試験の最中だったか、
あとで塾のメンツだったかが、
「そろばんを大切にしない奴にやって欲しくない」
とか陰口を言われる始末。

 

いや、これは古くなったそろばんを長らく使わされていたから起きた
アクシデントで、
その時も全然切れていたわけではないのです。

 

むしろ、
こういうシーンでは玄人のそろばん人なんかが
壊れたそろばんを検分して、
「これだけ傷んでいたのでは、
湿気って珠同士がくっついて、
本体も歪んでまともに計算もできなかったことだろう」
と理解くらいは示すシーンではなかったでしょうか!

 

いやー、当時の民度というか、
親の不徳というか、経済状況というか……、、、

 

まあ、こういう事件、全国的にどのそろばん塾でもその試験会場でも、
前代未聞で、その後もないことだと思いますけれど。

 

そんなことがありました。

 

……試験の結果ですか?
そりゃ、そのそろばんの状態で
まともなに計算なんてできるわけないじゃないですか。
半分になったそろばんはまともに計算スペースはないし、
(段位の桁数は興味があったら調べてみてください)
珠は手元がくるってなおさらぶれるし、
そりゃいうまでもありません。

 

そんなことがあった昔の試験の思い出ですが、
その後も自分は同期が二、三人続けていたので、
自分も中学一年になってもその珠算塾に通い続けいていました。

 

中学生になって部活や定期試験で忙しくなって、
二年になる前には通わなくはなったのですが、

 

しかし、おかげで中学以降の計算問題、数学に関しては
かなり自信を持てたのがあります。

 

今回の記事で言いたいことがあるとすれば、
トラブルがあっても続けることの大切さもですが、
それ以上に、
設備投資というか、
勉強用具はちゃんとメンテナンスや、新しいモノに買い替えるなど、
親は様子を見てあげてくださいね、
ということです。

 

弘法筆を選ばず。
という言葉は大体の場合逃げであり、
筆は選んだ方がより良い仕事が出来るのが現実です。

 

子供さんがやる気を出して、
数年続けているなら尚のことですよ。

 

まあ、そのおかげで試験などで
緊張して実力がだせないとか、
そういうこともなく、
度胸はつきましたけれど。

 

人生何があるかわかりませんから、
みなさんも備えと、
あまり気にしすぎない気持ちを忘れないでいてくださいね。

 

ではでは~。