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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「読書感想・改稿再掲『不機嫌は罪である』 齋藤孝」

 


今回は、今また齋藤考先生の本を読んでいるつながりで
以前に当ブログで掲載した読書感想記事から改稿、再掲します。

 

齋藤考先生は生活上の精神的な問題への対処、考え方の著書が多い方です。
そになかで、以前もメンタルハック的な本である問題の考え方の勉強になった著者の本。

 

本著は、著者自身も若いころにイライラ、不機嫌を抱えた人間であり、
それによってさまざまな問題や悩みといって不利益を感じ、
そこから身をもって上機嫌の大切さを学んだそうで、
タイトルの通り『不機嫌』に対するそのための様々な手段を紹介した本。

 

もう当たり前になっているテクノストレス関連であるネット、SNSが不機嫌の元であるということの指摘、
その危険性も語られ、
昔から普遍的にある身体的な理由での不機嫌も詳しく解説。
それらのための対策を章毎に書いている。

 

なかでも、身体的な冷えが不機嫌を助長することから体を温めることや、
そのためのすぐできるアクションとして軽いジャンプや腕を回る、
呼吸を整えるなどがあげられている。
人によっては聞いたこともありそうだが、
これらは実際に取り入れると地味に効果のある数々でもあり、

 

また近年、海外の大企業でも取り入れられている瞑想、マインドフルネスの効果と
簡単な考え方も解説されている。

 

これによってマインドフルネスの専門書を読まなくても
どういうモノか、その雰囲気と効果が簡単に分かるのでおススメ。
実際のところ、瞑想は禅のかしこまった座禅や宗教めいた考え方ではなく、
呼吸を整えて思考を遊ばせることでのリラックスによるプラス効果が本題であると言及。

 

自分の読んだ他の本でも触れたが、マインドフルネスは
禅から宗教的教義を取り除いた
心身の安楽のためのメソッドの抽出されたものだそう。

 

日頃からイライラやストレスへの対処について学びたい方は、
是非読んでひとつでも取り入れてみると良いと思います。

 

寒くなってきてこもりがちになり、気分がくさくさして
不機嫌にもなることもあると思います。自分も気をつけないとそうなりがちです。
そこで、本著を参考に、
いきなり全部を実践できなくても、
少しずつでも「これは」と思うモノを取り入れていく。
それが大切だと思います。
自分もまた何かひとつをやってみようと思います。

 

 

ではまた次の本の感想で。