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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「勇者の家庭教師と兄弟子ポップのキャラ味まんさい。『ダイの大冒険』第3話視聴感想」

 

今回は、アニメ『ダイの大冒険』の
第3話視聴感想を書かせていただきます。

 

前回、街で魔物が暴れ始めてのち、暗雲たちこめる
ダイの住むデルムリン島でもモンスターたちが暴れ始める。

 

じいちゃんがこのままではダイを傷つけてしまうからと
彼を島から脱出させようとする。
ここでダイが自分だけ逃げるなんてできないと拒否しているところに、
小舟で二人組が登場。

 

巻き毛の眼鏡と少年。
暴れているモンスターへいきなりの魔の影響を封じるマホカトールを発動させて
島を元通りにする彼は、
パプニカのレオナやロモスの王様の言葉で
未来の勇者とされるダイを鍛え、真の勇者とするべくやってきた
『勇者の家庭教師』
アバン先生ですね。

 

コミカルな「ちょえ~~~!」での魔方陣描きも良かったし、
このエピソードでのダイを鍛える修行でも
彼のよい味をしたキャラがぞんぶんに描かれたと思います。
今後の展開を思うと、
このダイを教育するわずかの期間のエピソードで
アバン先生の魅力を読者や視聴者に強く印象づける必要があったわけで、
アバン先生のキャラがいかに立っていたか、
役割的すごいキャラだったかが今は冷静に感じます。

 

先生の名前をブラスじいちゃんが「はて、どこかで……」
と記憶があいまいでしたが、
これ、魔王の邪悪な意識に支配されていた頃は
暴力的な意識が強く、それから解放されてのちこの頃の記憶がぼやけているのかもしれません。

 

興奮して乱暴な言動をしているときって、周りの情報を
「え、そんなこと言ってたっけ?」
とあとから思うことって実際あると思いますし。

 

しかし、モンスターの意識を暴力的に染めて支配するって、
魔王の力も変わっていますね。
相手の潜在的な暴力衝動を刺激してコントロールでもする精神支配力でも
魔法の一端としてあるのでしょうか。

 

まあ、攻撃呪文だけが魔法ではないし、
むしろ精神の闇の部分への干渉、支配こそが魔の力の本領ということかもしれません。

 

ダイの修行の前哨戦は、
そんな魔王の配下のガーゴイル二匹との戦闘。
ポップがこの序盤に炎系最高呪文(現在のドラクエでは違うみたいですが)
メラゾーマを使うあたり、彼の才能を感じます。
ただ、マホトーンをあっさりくらったり、
あとのヒャダルコの不完全さなど、つめの甘さがあるようですし、
精神的にもやや臆病さがあるようです。

 

アバン先生に加えて、ポップのキャラクターも
ダイの修行パートで描かれているわけですね。
ダイが果敢に過酷な一週間で勇者になるスペシャルハードコースを続ける様子に、
嫉妬は露骨ではないようすで、
触発されて様子を見に来たり、
ダイの意思の強さとまっすぐさに彼への信頼を培ってもいるのかもしれません。

 

兄弟弟子の複雑な心理関係でもありますが、
ダイにまったく悪意がないあたり、ポップもへんに毒づかず、
むしろ良い影響を受けているように思います。
これもダイの勇者としての素質なのかもしれません。

 

のちに北の勇者も言っていますし。
これもまた勇者の要件のひとつか……。

 

ダイの修行は続く。

 

大地斬をほぼマスターし、次はさらに上の技の習得に挑むダイ。
アバン先生の教える『アバン流刀殺法』は、
大地、海、空を斬り、それらすべてを斬るのが『アバンストラッシュ』

 

ダイの成長スピードに早々に決め技の『アバンストラッシュ』をみせたアバン先生。
映像としてはややあっさりしていたようにも思います。
しかし威力は確かで、ダイはこの技を習得して勇者となっていくわけですが、
アニメのこのシーンでは

 

「自習してくださいね」
の台詞がカットされていましたね。
うーん、修行でこういうのって大切だと思うのですが、
今の子がみたら、授業外で自主的に練習することが違いとなって表れてくる
という示唆になるように思うのですが……、
まあカットされていたので、
漫画を読んで学んでくれることを祈りましょう^^

 

ダイの修行は「ドラゴラム」でドラゴンに変身したアバン先生との戦闘へ。
次回はかつての魔王が復活し、
その姿を彼らの前に現すようで……
ダイの勇者となる修行はまだ途中ですが、はたして……。

 

ということで、次回へ。

 

魔王に関しては関智一さんがキャストされていますが、
新装彩録版でほぼ記憶がない状態で改めて序盤のハドラーの台詞を読むと、
あの劣等感にまみれて激情で叫ぶところとか、
ガンダムSEEDイザークを低くドスのきいた調子でしゃべるのかな?と思うと、
結構はまり役のようにも思います。
今はもう、新装彩録版のハドラーは関さんの脳内ボイスで読めていますし。

 

あとは、ポップの評価が高いのは分かります。
今回のエピソードからしても天才の片鱗が表れていますし。
ただ、ダイも血筋特別とはいえ序盤でバギクロスを使ったのですが、
この評価の差……ダイを好きだという人はもうちょっといないものでしょうか。
これ、本作のラストのダイの決断、今の人たちに本当に受け入れられるのか?
と今回のネットの反応でも思いました。

 

うーん、どんなものでしょうかね。
そんなことも思いながら、
次回も楽しみに見てみましょう~。

 

今回は、そんな『ダイの大冒険』の第3話視聴感想を
書かせていただきました。

 

ではでは~。