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「映画『デジモンアドベンチャーtri.』第2章「決意」感想。1~6章全編視聴完走後の感想②」

 

アニメ『デジモンアドベンチャーtri.』第2章の感想になります。
お付き合いいただければ幸いです。

2章。

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 © 本郷あきよし東映アニメーション

 

 

芽心とメイクーモンもつれて温泉テーマパークに向かう選ばれし子供たち。

 

前回のアルファモンとの闘いもそうだったが、その交流も丈は参加せず。
丈は受験で余裕がなく、
選ばれし子供としての使命やパートナーデジモンの存在が重みになっている様子。

 

また、ミミも海外から戻って太一たちと同じ学校に転入するも、
文化祭の準備過程での新参者としての立場も考えない自由な態度に
周囲から自己中と避難され、自己の在り方に戸惑う。

 

 

2章はそんな子供たちに暗黒面が訪れている様子が描かれ、
それに対しての予言として
「暗黒を超えた先の光」(正確には違う言い回しだったと思います。失礼)
というメールが光子郎に届く。

 

子供たちの子供と大人の境界にある悩みと、
子供たちそれぞれと、パートナーデジモンとでの絆が描かれるなか、ハイライトは
ミミの明るさと自由さに勇気をもらった芽心が
今度は悩むミミの救いになるところ。

 

引っ込みもじもじの芽心が文化祭のカフェで目立つ衣装とダンスを
無理と叫びながらするシーンはコミカル。
これはこれで客が来そうな店員である。
実際、ミミとのコンビは上々の評判で、
このあと、批判していた女生徒たちも「私たちもすれば良かった~」
というあたりに悩みの解消、光の一端があった。

 

丈も、ゴマモンの「来ちゃった」に始まり、ゴマモンが
できた性格であったことと、
(本当に献身的に耐えて待つ、古き良き日本の妻みたいなところがある。
それでいて進化形は気骨あるヴァイキング風というのだから、
北風に耐えるしたたかさと、だからこそ内に秘める深い愛情がゴマモンなのかもしれません。
うーん、良いデジモンだ。丈は恵まれているな)

 

文化祭に現れた『02』のデジモンカイザー一乗寺賢の姿をした人物が、
デジモンの異常、暴走の原因となった歪みを発生させ、
メイクーモンを連れ去ろうとするも、
2章で子供たちと共に交流していたレオモンとともに歪みの中で戦闘。
カイザーの使役するインペリアルドラモンに対して
ゴマモン、パルモン、レオモンが協力して挑むも苦戦。

 

窮地のゴマモンに
お互いの存在の大きさ、絆から目をそらして自分のことだけ考えようとしていた丈は、
その存在と自らの『選ばれし子供』であるという立場への覚悟を決めて戦う意志を固める。

 

これによりゴマモンは究極進化。ミミも丈との会話で自らの
自己中という周囲の批判への対応、自分の在り方を固めて、
パルモンも究極進化。

 

初代では究極進化はアグモンとガブモンのみで、
完全体までだったゴマモンとパルモンが究極進化は熱い展開だった。
挿入歌の宮崎歩さんの「brave heart」はこれぞデジモンであり、
盛り上がった。

 

けれどインペリアルドラモンを倒して戦闘に勝利するも、事態は
メイクーモンにより衝撃の展開となる。
絆を信じていたメイクーモンのこの行いに芽心は衝撃を受けるが、
歪みや感染デジモンの原因はメイクーモンであるという事実が姫川によって語れら、
芽心や太一たち選ばれし子供たちは
パートナーデジモンとの絆を守り、
歪みとデジモン暴走による被害から世界を救えるのか?
という展開で次回へ。

 

本作は、主人公たちの精神的な変化の途中、
その悩みや葛藤、
デジモン世界の感染や歪みといった問題、
その原因の存在と、デジモンを知る選ばれし子供たちによる問題解決への取り組み、
その中心にいるメイクーモンと、
メイクーモンのパートナーである芽心の悩みと、
様々なことについて彼女がどうするのか、
といったことが今のところの主な要素。

 

あとは、太一たちの進路や互いの関係でしょうか。
ヤマトは太一の在り方に不満があるし、
空は太一とヤマトの間で揺れ動いています。
タケルはもてるんですが、ヒカリを大切にみている風で、
でもヒカリはタケルをちょっと軽薄扱いみたいになっているし、
まだまだお兄ちゃんっ子みたい。

 

光子郎はバリバリ有能さを伸ばして起業しているし、
ミミは独自路線を伸ばす自由闊達さを活かして欲しい。
あとは丈は無事に医者になれるのか、とかありますね。

 

デジモンと絆を結んで進化させられても、
青春も人生もなかなかままならないのが、
また誰しもの冒険ということでしょうか。
彼らの今後も追って行きましょう。

 

ではでは~。