1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「四月の読書まとめ感想『掟上今日子とくじらの傷物語目録』」

というあれで、

こんにちは、じゅーしーです。

 

今月も一か月に読んだ趣味本の感想まとめを

参りたいと思います。

 

四月に読んだ小説。

 

傷物語(再読)        西尾維新

掟上今日子の遺言状

凍りのくじら         辻村深月 

とある魔術の禁書目録・9   鎌池和馬

 

となります。

「凍りの~」が500ページ超で長かったので、

少しペースが落ちましたね。

とあるは月2冊のペースで読みたいのですが……。

 

ともあれ、感想参りましょう。

 

 

再読してあれこれ再確認。

 

 

傷物語は1年半くらい前に読んで、

それ以来だったのですが、

何故この時期に読み直したかというと、

それは劇場版アニメの公開と、

また、丁度今の時期が劇中の春休みだったこともあり、

雰囲気や気分を合わせて読んでみたくなったのでした。

 

しかし、再読の際に確認したかったことがありました。

そもそも映画版で序盤から変化したキスショット様ですが、

10歳くらいの少女形態になっている時に、

髪型がおかっぱ気味のヴィジュアルなのですが、

自分の記憶の中ではキスショットさまの髪型は

一貫してあのロングで毛先がはねているアレだったんですよ。

 

おかっぱの描写なんかありましたっけ……?

と映画の画像を視て違和感を抱いていたんです。

 

で、読み直して、

あー、ちゃんと書いてあります。

161ページですね。

右脚を得て快復したキスショット様の、

変化後とその前の10歳状態の違いとして

「十歳の姿はふわふわドレスとおかっぱ頭だったが」

と書かれています。

 

うむ、すっきり。

 

他には、三人の対立者、

ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターとの

バトルの決着のつき方なんかもすっかり忘れていたので、

それも新鮮な気持ちで読めました。

 

あとはまあ、羽川さんの

おパンツとか、体育倉庫のあれとか、

まー再読でも面白い作品でした。

 

しかし劇場版は、

果たしてキスショット(真綾さん)の

キャラソングがあるのでしょうか?

と思いつつ。

 

 

 

今日子さんは意外とドレスチェンジしている。

 

 

 

今回は隠立くんの再登場ですね。

 

しかし、この二人、

今日子さんは忘れている筈なのに、

いちゃこらしおってからに。

屋上でかましたのか、こら!w

 

そして忘却探偵シリーズで中々目立ち始めているのが、

今日子さんはファッショナブル、という設定から飛び火して、

彼女が衣服を替える、ということですね。

以前にも変装や水着姿を披露した今日子さん。

今回はまあ、表紙の通り、セーラー服を着せられたりします。

JKにもまれ、若者言葉を遣う今日子さん……。

 

 

基本、ミステリーなのでそれに触れる感想記述はしませんが、

中々奇抜な真相でしたよ。

 

 

 

あなたが得た光り、とは。

 

 

 

頭がよくて人付き合いも出来る、

けれどその中に居ても自分はいない……。

 

そんな不在で不適応な女子高生、芹沢理帆子の

思春期と恋愛と、出逢いを通して描かれる、

『少し・不思議(SF)』な物語。

 

少し・不思議(SF)というと、

ドラえもん藤子・F・不二雄先生ですが、

本作はそのドラえもんをリスペクトしている作品です。

 

作中で何度も理帆子はドラえもんの秘密道具を

会話に載せていますし、

彼女自身もかなりの濃度の藤子先生ファンです。

 

そんな理帆子が恋愛でまずい関係になってきた相手と悶着しつつ、

自分が人の間にあって『少し・不在』の原因から成長する。

 

そこには実はある謎が絡んでくるんですね。

『冷たい校舎の時は止まる』でも実力を見せていましたが、

今作も良く出来たミステリー仕立てと言えます。

 

正直、理帆子のように人を見ているキャラは

読者として微妙な気持ちになるのですが、

それでも彼氏の行動やサスペンス、謎の収斂が読ませてくれます。

 

ドラえもんという要素をどう扱っているかも、

ドラえもんが好きという方は一見の価値があるかもしれません。

 

興味のある方は、是非お手に取ってみてください。

 

 

 

上条さんラッキースケベ多過ぎ。

 

 

 

とある9巻。

運動会である大覇星祭の開催中に蠢く、

魔術サイドの霊装取引を防ぐべく、

上条さんが土御門とステイルとともに動きます。

 

しかし今巻、ヒロイン格と思しき吹寄さんやインデックスとか、

これまでも風斬の時にもあったようなことが起こりますね。

 

うーん、不機嫌クールの吹寄さんのあのシーンに出くわしたい。

 

他にも、敵役であるオリアナ=トムソンの開いてたわわな胸の谷間に

顔面ダイブを繰り返す上条さん

おのれかみじょう……!状態です。

 

それに対して大人の女性の余裕の対応をみせるオリアナに惚れますね。

上条さんも「この優しさに溺れてしまいそう!!」

と口走ったくらいです。

 

まあ、それでもオリアナの行動は、

上条さんに敵認定されるんですが。

 

今回は聖人必殺のスタブソードの話かと思いきや、

終盤でそれがひっくり返り、

大覇星祭のエピソードのまま10巻に続くようです。

こういうスタイルは初めてですが、

今後もあるんでしょうかね。

 

しかし、技術面でいうと、

今巻はセリフの前に

地の文を途中区切りにする、というのが目立ったように思います。

 

これも適度に挟むからいいのであって、

乱発するとどうも違和感なのですが、

ととーしろ文章書きながら思うのです。

 

あと、比喩の回数は適度でしたが、

7巻でみせたような鮮やかな伏線らしいモノは

今巻ではみられなかったですね。

それとも、9巻で書いたことを10巻で回収するのでしょうか。

 

その辺も期待して、次巻も読んでみましょう。

 

 

 

 

以上です。

今は劇場版の公開に合わせて

(二期ももう少ししたら始まりますし)

響け!ユーフォニアム』の3巻を読んでいたりします。

 

あとは、最近読みたいのは

ガンダムW FTとか

櫻子さんの続きですね。

 

そうそう、5月には西尾先生の

『人類最強・哀川潤』の続巻

人類最強の純愛

が出るんですよね。

これも楽しみにしつつ、

 

ではまた~。