ようやく暑さのピークが過ぎた感じですね。
残暑がキツクなくてありがたい9月です。
そんなわけで、
クーラーのないウチで(今どき)
暑さのさなか読んでいた本の感想をいきます。
まずは、8月中に読んだ趣味本。
とある魔術の禁書目録 SS1 鎌池和馬
とある魔術の禁書目録 14
櫻子さんの足元には死体が埋まっている 骨と石榴と夏休み 太田紫織
OVER HEAVEN 西尾維新
となります。
思ったよりも読めていますね。
では、感想を行きましょう。
独立しているのかと思いきや……。
この「とある禁書SS」は、
自分は当初、とあるの短編集という触れ込みだったので、
1巻から13巻の
ローマ正教から神の右席に連なるストーリーとは別個に楽しめる、
上条さんやインデックスなどのとあるキャラの日常などを扱った短編連作かな?
と思って手に取りました。
しかしこの「SS1」、
実際に読んでみると――ウィキでも書かれているのですが――
13巻のヴェントの襲来の次のエピソードとして書かれています。
そもそも、
文庫の背表紙のナンバリング「かー12-○」で、
「かー12-14」となっています。
ですから、とある14番目の刊行作であるのは間違いありません。
実は、14巻とナンバリングされていませんが、
物語は独立してはおらず、
13巻と14巻の間のストーリーになっているんですね。
なので、「本編と関係ない短編集なら、後で読もうかなー」
と飛ばして14に行くと、
多少ストーリーのながれに齟齬を生じて読む羽目になるようです。
その点、自分以外でもこれからとあるを読む方々は、
注意されるよう願います。
しかし、文章の構成としては、しっかり短編をしています。
上条さんと学園の日常、
一方さんの加わった組織での初陣、
神裂やオルソラなどのイギリス清教女子寮勢のエピソード、
そして、学園都市に再来して危険にさらされる美琴の母、
美鈴さんの救出劇。
中継ぎのような短編たちなので、
実際14を読むうえではそれほど困らないのですが、
どうも一方さんの組織の同僚事情とか、
美鈴さんを狙ったスキルアウトの少年とかは、
今後のストーリーで活かされてきそうなので、
やはり後で読むよりは、
14冊目として14の前に読むのが正しい一冊に感じました。
これぞ正ヒロイン……?の五和さん。
そんなわけで、とあるの原作小説を読み始めて、
ようやくアニメ化していないエピソードに到達しました。
ここからがとあるを楽しむ本番ではないかと自分、思っております。
そんな15冊目、14巻は、加速する科学対魔術の戦争に
歯止めをかけるべく、上条さんと土御門がフランスに飛びます。
インデックスさんは台詞らしい台詞もなく、
土御門の妹に餌付けされて置き去りです。
そこで出てくる今巻のメインヒロインは、
天草式十字征教のメンバーで、
上条さんにさりげにアタックをしてきていた、
五和さんではないかと思います。
いや、解釈によっては、五和はパートナーであって、
笑顔を守るべきヒロインは、新キャラの美人教師、
親船さんではないかと考えることができるのですが……、
まあここは紙幅の大半に出ていた五和さんでもいいのでは、
ということで(安易
その五和なんですが、
上条さんと似た年齢という印象ながら、
上条さんを川から助けるわ、
正式に天草式の術式も扱えるし、槍での戦闘も行える、
結構ハイスペックガールなんですよね。
ところが、この五和が
これまでのアグレッシブというか、もっと言って『凶暴』
だったインデックスや美琴や吹寄なんかとは全然違い、
大変好感のもてる、
おしとやかというか、慎ましやかというかなんですよ!
は~、五和ちゃん、可愛い!
もう、今までのヒロインはなんだったんだ!(机バンッ
いや、オルソラもあれはあれで良かったのですが、
五和は良識がありつつまだ初心で初々しくて、
こういう娘もいいですな~、という感じでしてね。
今後の五和の活躍を期待したいですね(ゲンドウポーズ
薔子さん、アニメに出てましたっけ……?
櫻子さん、2冊目の読書となります。
しかし、正直、
アニメ視聴からだいぶ時間が経ってから原作小説を読んでいるので、
その中のエピソードがアニメのどれに使われたのかがおぼろげであります。
そこで思うのが、
薔子さんて、アニメに出てましたっけ?
という疑問です。
あれ?なんか記憶にないんですが……。
2巻まで読んで、
アニメで視た迷子の子供の話や、
同じ学校の女子とその祖母にまつわる話なんかは、
ああ知っている、となったものなのですが、
1巻を読んで感じていたのですが、
薔子さん初登場の降霊会の話はアニメでしなかったはずだし、
2巻の祖父や親族の話も未映像化のはずですよね。
そこで、ウィキでも確認したのですが、
薔子さんは原作3巻のエピソードをアニメ4、5話で
描いた話で登場していたようです。
自分、そんな話ありましたっけ状態でした。
画像で見ると、薔子さん、
アラサーとは思えない麗しさ(´∀`*)ウフフ
こんな年上美人を忘れるとは、
これは薔子さんと櫻子さんにキツくお仕置きしてもらわねば!
ちなみに、表題の「夏と石榴」は、
この2巻の薔子さんのエピソードに関連するタイトルでした。
その真相は、是非読んでみて確かめてくださいね^^
(ミステリーとかのネタバレはしない主義)
恋愛モノの一般小説も新鮮です!
この作品、一般文芸はそれほど読まない自分が手に取ったのは、
少し事情があります。
これ、実は音泉という声優インターネットラジオの
『月の音色』という大原さやかさんの朗読ラジオがあるのですが、
その中で、大原さん一押しの作品を紹介するコーナーがありまして、
そこで以前紹介されていた小説だったんです。
短編集で、様々な男女などの恋愛模様が描かれている、
という紹介を耳にして、
これは少し、普段触れない感じの文章に触れてみようかな?
と思い立ちました。
そして、丁度本屋にも置いてあったので、
購入、読書した次第です。
内容は、確かに新鮮でした。
恋愛と一言にいっても、
道ならぬ恋や、秘めた同性へ向ける想い、
一風変わった相手だけど好きな相手との恋愛、
種族を超えたモノや、年齢差など本当に様々でした。
しかし、なんとなく思ったのですが、
どのエピソードも何気に『謎』を含んでいる辺り、
男女に限らない恋愛事が、
『秘め事』であることを暗示しているように感じたりもしました。
それに、まあ恋愛に入り浸っていない渇いている身としては、
なにやらいたしている男女とかの描写に
ちょっとドキドキしてしまう読書でもあり(o´艸`)
兎に角、楽しめましたよ!
皆さんにも、ちょっと気分変えたい、
新鮮な気分になる作品を読みたい、
という思いがありましたら、
おススメできる小説だと感じました。
西尾ジョジョ!ようやく読めてやれやれだぜ。
ジョジョ好きでもある自分ですが、
まだ未読だったのです。
それをようやく読めたのですが、
ぶ厚いハードカバーながら、
内容はさすが西尾先生らしく、分かり易く読み易い。
自分にしてはかなり速く、2日で読了してしまった作品です。
本作その内容は、6部で語られた、
『かつて承太郎がエジプトで焼却したDIOの手記したノート』を、
丸々一冊復元した……というものです。
一人称DIOで進行していきます。
これは、6部を読んだ方が読むと分かるのですが、
6部と1部、3部の内容から逆算、引用して考えられています。
『天国に行く方法』を、
DIOがどういう風に考えていたのか。
DIOの語り口で、彼の母とのエピソードや、
100年の眠りからの復活後に彼が考えたことなどから
実際にプッチ神父が6部で実践した『天国に行く方法』が
考案されていく様子が描かれています。
しかし、うまく出来ているなー、と感じはしたものの、
個人的には、もっと西尾節を発揮して、
独自のテイストのジョジョを描いてくれても楽しめたように思います。
そこは、西尾先生もかなりのジョジョファンなので、
一種の畏敬の念がセーブさせたのかもしれません。
まあ、あとがきであるように、
スケジュール的なシビアさも影響していたのかもしれませんが。
現在、アニメで4部も放送中ですから、
これから読んで行きたいですね。
以上です。
ホント、ようやく少し涼しくなってきた中書いておりますが、
自分は正太郎くんみたいに「夏が大好きだ!」とは
言い難いものです。
暑いの勘弁や……でも、熱い物語は大好きだ!
現在、ちょっと創作関連の資料として、
刀関連や武術関連の資料本に再度目を通しています。
こちらもいずれ、
趣味読書本としてこの感想記事に書けたらと思います。
しかし、資料本ってあんまり精読しないんですよね。
果たして今回もきっちり読みきれるか……?
いや、ここに載せるために読み切るんだ、ジョー!
ってカンジで、ちょっとセルフ背中押しをしてみる。
ではでは~。