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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「勝つためには手段を選ばない数々、フレイザード。『ダイの大冒険』第15話視聴感想」


今回は、アニメ『ダイの大冒険』第15話の
視聴感想を書かせていただきます。

 

ダイ参上!からの攻勢。

 

レオナの危機に颯爽と現れたダイは、
フレイザードを相手にレオナを守りながら成長のほどを見せます。

 

魔法を使えるようになり、
さらに魔王軍の軍団長の腕を一太刀のもとに切り落とす
魔法剣まで身に着けているダイに、
レオナは『ちょっと安心』します。

 

ここは、強くなって感動、とか、
期待通りに来てくれてうれしい、とかではないんですよね。

 

ちゃんと勇者にふさわしい力を手にして、
夢に向かって進めている、
というダイへのお姉さん的、目上や友人としての感慨かもしれません。

 

ちゃんと前に進めているようで
良かった良かった、
と、今の自身の危機的状況も気にならないで感慨にふけるあたり、
レオナの肝の入り方というか、
前回フレイザードも言っていましたが、
あきれるほどの気丈さという彼女らしさの表れたセリフだと感じます。

 

もしくは、これならみんなを助ける勇者に恥じない、
そのくらいにやっぱりなってくれた、
という安心、安堵でもあるかもしれません。

 

フレイザード戦、第1ラウンドは……。

 

ダイとフレイザードの闘いは、
ダイが優勢。

 

遅れて気球をおりて
屋上から塔内のダイとフレイザードの前にきたポップも、
これなら大丈夫そうかと思ってしまうくらいです。

 

しかし結果からいうと、
フレイザード戦第1ラウンドは、
フレイザードの対抗策によって彼が圧倒的優勢に。

 

氷炎結界呪法。

 

火炎と氷のフレイザードの手下モンスターによって
バルジの塔の両側に炎と氷の魔術の塔をつくり、
結界を張る。
これによってフレイザードの内部のコアに反応して
結界内では魔法が封じられ、能力が1/5に低下する。

 

(低下した結果、魔法使用不可、発動不対応のレベルになっているから
魔法が使えず、魔法を封じているわけではないのか、
そこは判断が難しいです)

 

これは全滅の危機さへもあるほどで、
やむを得ずマァムは撤退の判断をしますが、
ダイは引き下がりません。

 

フレイザードの卑怯な戦法に怒り心頭、
こんなやつを相手にここで逃げたくない、という
真っすぐさですが、

 

それでもダイを押さえつけているマァムに
(マァムの地味な怪力)
フレイザードは逃げられちゃたまらないと次の卑怯な手に出ます。

 

レオナ姫を呪法で氷漬けにしたんですね。

 

勝つためならなんでもする。
戦うのが好きなんじゃあなく、
勝つのが好き、
というのは、まあ分かりやすい彼の出世欲とのし上がりの
野心を表していますね。

 

こういうところ、脚本原作の三条陸先生のうまいところだと思います。

 

マァム、力づくの撤退。

 

そんなダイを、マァムは一撃で沈めて
かついで気球で脱出。

 

この辺は、判断から実力行使まで
肝の据わったおふくろさんのマァムならではですね。
ポップだったらこうはいかなった。
それでもみんなに(レオナを残してきたことを)謝るあたり、
マァムのやさしさも表れています。
仕方ないじゃない!と切れるキャラもいそうな場面です、作品によっては。

 

しんどい役もやってくれる肝っ玉かあさん
マァムがパーティにいてくれて良かった場面ですね。

 

気球でバルジの島を離れるのも、
追手として炎のモンスターの群れが。
一応、結界の外にで魔法が使用可能になっているので反撃しますが、
さすがに多くて気球墜落の危機。

 

この場面、ゲームなら敵モンスターを倒しても連戦続きで、
結局じりひんになるところで
強制イベント発生とか、
規定数撃退したらムービーに切り替わってイベント、とかいうパターンなのか?
とちょっと考えます。

 

危機に次ぐ危機。
それを突然、島の近辺の何者かの放った閃光が退け、
なんとか軟着水。

 

そんな一行が出会ったマトリフおじさんは、マァムの既知のようですが……。
以下次回。

 

ここからの展開は、やはりマトリフの出会いがしらのセクハラでしょう。
これがどう再アニメでは描かれるか。
SNSはここでまず盛り上がりそうです。

 

……まあ、コンプライアンス的に……というのが十中八九でしょう。

ところで、このフレイザードとの戦いでは、今みると
色々『3』が象徴的に使われていますね。

 

そもそもフレイザードが魔王軍の三番手というのもありますが、
パプニカの三賢者、
それに三つの塔、

 

他に第三があるのでしょうか?
それは今後追っていきましょう。

 

今回はここらで。
そんな『ダイの大冒険』第15話の視聴感想でした。

 

ではでは~。