バルジ島の攻防の続き。中央棟に向かいフレイザードと対決。
前巻に続きマァムの危機だが、
彼女は職業的にも僧侶と戦士の兼ね役といういうことで強さが微妙なところがある。
ポップや勇者側を奮い立たせるヒロイン役でもあるのが
フレイザード戦での戦闘での度重なる危機で表れているように感じたが、
人間としてはもっとできるタイプなだけに違和感が。
だが最後は魔弾銃での窮地解決を決断し見せ場を作った。
そんなマァムもやはり自らを省みて修行のためにパーティを一時離れる。
加勢した二人も魔王軍本拠地、鬼岩城を探るべく離脱。
魔王軍内でもいよいよダイの力の意味を知るバランが動き出し、
様々な変化の巻となった。
新装版も1パートの区切り。
マトリフのセクハラや、フレイザード戦でのマァムのパンチラなど
アニメではカットされたお色気シーン多数なのも見所といえるか。
クロコダインとバダックじいさんとの友情は良いし、
ヒュンケルへのレオナの裁断も見所。
レオナは言いたい事をはっきり言う性格でみなと上下関係を感じさせない大器で、
マトリフも王家との関係回復を見込めそう。
ポップのマァムへの恋心を煽るレオナの楽しそうな様子は良い味が出ているし、
そうして二人っきりになったポップのあわや告白かというシーンでのあの様子は、
やはりポップはひよったと見るべきか。
魔法力は伸びているが、男としてはまだまだ成長途上。
今後も彼らの戦いを追って行こう。
ではまた次の本の感想で。