1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「実は好きだった大河ドラマのあの作品。今週のお題「もう一度見たいドラマ」」

今週のお題「もう一度見たいドラマ」

 

今回は、今週のお題「もう一度見たいドラマ」で
書かせていただきます。

 

自分のもう一度見たいドラマは、
2003年に放送された大河ドラマ

 

武蔵 MUSASHI

 

です。

 

言わずと知れた二刀流の剣豪、宮本武蔵
吉川英治先生の原作をもとにして、
歌舞伎役者の市川新之助さんが武蔵役で、
米倉涼子さんがお通役、
佐々木小次郎役はTOKIO松岡昌宏さん、
武蔵の精神的な師である沢庵和尚は今はなく渡瀬恒彦さん、
での大河ドラマでした。

 

しかしこの作品、大河ドラマのなかで
現在までDVD化や配信がされていないタイトルなのです。

 

事情は当時はよく知らなかったのですが、
あとからネットをみるようになって調べると、

 

冒頭の辻風典馬の野党たちが襲来するシーンが、
黒沢明監督の有名作にあまりに似ていることや、
修行の孤高の剣士でる武蔵が花魁と情事に及ぶシーンなど

 

(花魁の「私を抱きなさい」に武蔵が応じるシーンです。
しかし吉川原作にも近いシーンはあります)で

 

剣術界隈の人たちから「武蔵先生がそんなことをするわけない!(怒)」
などの批判があり、

 

市川新之助さんにも色々問題があり、
そうしたいくつかの事情のあった作品のようで、

 

円盤化や配信を見送った作品のようです。

 

うーん、もともと小学生時代からチャンバラ時代劇好きだった自分、
個人的に当時見ていて結構熱かった作品なのですよね。

 

柳生石舟斎に会いたい!と叫ぶシーンとか、
宝蔵院との闘い、(阿厳役は武藤敬司さん)
TOKIOの松岡さんが演じる佐々木小次郎がツバメ返しを完成させる
「ツバメを斬った……!」
とか、
阿部寛さん演じる、吉岡一門の祇園藤次が、
武蔵への復讐に立ち回るシーンの納刀とか、
(藤次が大河武蔵では格好良いんですよ、意外と)
むっちゃ格好良いんですよね^^

 

ただ、本作は中後半で小次郎との巌流島の決闘が済んで、
あとは原作ではそれより前に描かれた
養子の伊織との田畑開墾のエピソードになったりで、
構成として蛇足感があったのも批判の理由のひとつだと思います。

 

吉川英治先生の原作を自分もあと1冊のところまで(現在七巻)読んでいますが、
武蔵の小次郎との決闘は、
刀をどう遣っていくかの精神的成熟もできて、
弟子であり養子の伊織も育ててを経ての巌流島なので、
さきに巌流島の決闘を描くのは、
ちょっと野人武蔵が剣豪宮本武蔵になっていく本作としては
自分としてもやや難があったのでは?
と今は思ったりもします。

 

それでもまた見てみたいと思うのですよね。
ネット環境ができてから何度も配信とか調べてますし。
各シーンとか、今の読解力で見たらどんな風に感じるか、
ちょっと興味あるのです。

 

吉川英治先生の原作を読んだあとだから、
という視点でも、
再度見ることに興味がありますし。

 

あと、原作で割と重要だった鎖鎌の八重垣流宍戸梅軒と、
夢想権之助の本ドラマでの記憶がほぼないので、
そのへんがどうだったのかも確認したいのもありますね。

 

そんな自分の「もう一度見たいドラマ」でした。

 

今回は、そんな今週のお題「もう一度見たいドラマ」で
書かせていただきました。

 

ではでは~。