世界の単位などに関する総まとめ本。
単位の歴史や国際単位系 (SI) とその他の存在の事情なども書かれていて
既知未知併せて色々勉強になった。
単位や記号の種類は、長さと面積、体積や容積、時間と速度といった
学校で習う基本的なことも多いが、
ヤードやエーカー、ヘクタールの違い、
日本の古くの単位の解説、暦や刻をまとめて掲載しているので、
これ実はよくわからない、なじみのないという人は参考になる
かゆいところに手が届く内容だと思う。
温度や光、音、電磁気の解説は
音楽記号の仕組みの基本も分かりやすくまとめられていて、
実は音楽関係が苦手だったのでありがたかった。
降水確率やマグニチュードの正しい解説や、
天文学的な数字の説明、元素記号の化学の分野、
ラジアンやニュートン、硬度などの工学分野の単位も書かれており、
他にもストッキングやタイツのデニールの詳細、
パソコン関連の基本的な単位の意味なども解説されていて
あまり知らない分野の知識も学ぶことができた。
他にもコラムとして単位の元になった偉人たちの話や、
日本の大数と小数の命数法の一覧などもあり
これ一冊であらゆる単位について分かるので便利な本だと感じた。
ではまた次の本の感想で。