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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「女子によるキャンプの楽しさ全開!アニメ『ゆるキャンΔ』1期視聴の感想」


今頃になりましたが、
アニメ『ゆるキャンΔ』の1期を視聴完走しました。

 

本作は芳文社で連載される
(以前はまんがタイムきらら
現在は芳文社の漫画配信サイト『COMIC FUZ』で連載中とのこと)
あfろ先生による漫画のアニメ化作品。

 

内容は山梨県周辺でのキャンプを通した女子たちのゆるふわ系の日常物語です。

 

近いところでいうと『ヤマノススメ』が同じアウトドア×女子の日常
としてありますね。

 

ちなみに、Wikiさんによると
ゆるキャンΔの『Δ』はキャンプテントを模したピクトグラム(絵文字)であり、
表題を発音する際はデルタとは呼ばず、『ゆるキャン』のみを発音するそうです。

 

アニメゆるキャン公式サイト

yurucamp.jp

 

本作の視聴した感想。

 

1話はまず、自転車で一人でキャンプをする女子高生、志摩リンが
キャンプ先で女の子と遭遇したことから始まります。

 

この女の子が本作の主人公の各務原なでしこ。(かがみはらなでしこ)

 

一人で静かにキャンプするソロキャンパーであるリンにとって、
なでしこの性格はなんというか、
未知との遭遇みたいで、
難儀していたなでしこが食事をする食べっぷりなどを珍しそうに見守るリンに、
一人でキャンプする彼女が今後どうなっていくのか?を予感させる始まりでした。

 

メインのキャラは
ピンク髪の各務原なでしこ。
お団子ヘアでローテンションの志摩リン。
彼女たちの高校で野外活動サークルを営む部員の
おっとりたくあんまゆげの犬山あおい。
サークルの部長のメガネの行動派、大垣千明の四人。
加えて、リンの友人の斉藤恵那(+犬のちくわ)

 

リンとの出会いでキャンプに興味を持ったなでしこは
サークルに加わり、せまる年末の間にキャンプにはまっていき、
彼女たちのキャンプの様子が描かれるのですが、
その際のキャンプ知識解説が詳しく、
これまでに自分は小学校のころに町内会だったかで一度だけ
キャンプしたくらいで全然知識がなかったので新鮮でした。

 

キャンプ飯がやけにうまそうに描かれていますね。
実際のところは、
割と大味な料理のように感じます。
バーべキューにしても自然の解放感で食べるからおいしく感じる、
環境補正でおいしく感じる、みたいに思えたりもします。

 

ただ、リンのようにバイクで長距離走ったあとで
暖かい料理や飲み物をいただくのは、
それだけで極上に感じるのは元ライダーとして実感があります。

 

あと、冬場のバイクはホント、寒いんですよね。
顔とか太腿とかガチブルになります。
リンは割と平気そうでしたがあまり長時間走り続けると、
登山のハンガーノック低血糖状態)のように疲れるので、
適度に休憩を入れながら走るのがベタだと思います。
その点、まだ走り出しのリンはやる気出していたのか、
それとも存外タフな娘なのかもです。

 

バイクの点以外にもリンは個人的に色々と気に入る点が多いキャラでした。
バイク運転中に前の自動車の後部座席に犬が乗っていてなごむシーンや、
ソロで訪れた神社などでの置物への反応、
なでしこや友人の斉藤恵那とのやりとり、
都市伝説系の変な本ばかり読んでいるところ。
それにこの作品のキャラはみんなそれぞれ独特なしゃべり方をしているのが可愛いのですが、
個人的にリンのテンションのしゃべりに特によさ味を感じました。

 

秘密結社ブランケットも可愛いですし
呑み女も……正体が(笑

 

1期は最終的にリンがみんなと一緒にキャンプするまでのお話となりました。
ソロが好きというリンがなでしこという未知との遭遇
ちょっと彼女にとっての非日常に触れていく模様が描かれた作品でもあり、
それがなんか微笑ましかった作品でした。

 

映像も途中1話だけ少しおや?と感じた以外はクオリティが高く、
富士山などの自然も美しく描写されていましたし、
草原ではだだっぴろいところで遊ぶ解放感を感じて良い映像でした。
それと、ゆったりした女子たちと大自然にマッチした雰囲気の良い音楽がとても好印象でした。

 

1期を見た印象としては、
ゆるキャンの名の通りに、ゆるくキャンプ楽しいね、を描いていたと思いますし、
それが楽しく見られました。

 

ただ、ここからは個人のちょっとした疑問的な意見なのですが、
ヤマノススメでもあったのですが、
こういう『〇〇の良さ』を描く系は、それの良さを描くことにキャラを道具のように使った結果、
そのジャンルの楽しさを描くのは良いのですが、
いざキャラの現実的な心情を描こうとすると視聴者がひくところがあるジャンルだと
ヤマノススメを見て感じていました。

 

本作ではそんへんはどういう風に対処するのか?
というのが『〇〇の良さ』を描く系の漫画やアニメの課題ともいえて、
今後このゆるキャンがどのようにそれを表現していくのか?
女子たちのキャンプを楽しむだけではない現実的な問題や、
それにぶつかっての精神的な苦悩や成長を描くのか、
それともそれを避けてキャンプ楽しいね、に徹するのか?
それともそれらをいい塩梅で両立させるのか。
この手のジャンルの課題であるともいえるこういった点をどうするのか、
という意味でも今後も注目したいと感じた作品でした。

 

単純に可愛いキャラとキャンプの話題と音楽で楽しめた視聴ではあったのですが、
これまでに同じ系統の『ヤマノススメ』を3期まで視聴したうえで本作を視聴すると、
そんなことも考えてしまった自分でした。

ただ、ストレスはなくキャラも可愛く、雰囲気も良い作品なので、
癒しやまったり視聴するにはとてもおすすめの作品だと思います。

 

現在放送中の2期も視聴を開始しています。
2期、『へやキャンΔ』は数分のショートアニメですが、
こちらはどんな展開になるか、楽しみに視聴させていただきます。
ちなみに、ラジオのゆるキャン放送局も視聴していますが、
大垣部長役の原紗友里さんの部長の問答のコーナーが良かったです。
原さん、頭の回転が速く機転が利いて面白い回答をされていたのがとても良かったのです。
このラジオでちょっと原さんに興味が湧いたりもしました。

 

そんなアニメ『ゆるキャンΔ』の感想としては、
安心しておすすめできる作品でしたとまとめます。
まったりアニメに興味がある方は是非視聴してみてくださいまし。

 

ではでは~。