TVアニメ化されて視聴したので途中までは話を知っているが、
原作が完結したとのことなのでしっかり読んでみることに。
作品は女子高生同士の恋愛の百合漫画。
しかし、よくある少女漫画のような突拍子もない設定で
なんでもかんでも恋愛関係のイベントになだれ込むような安易な話ではなく
(燈子先輩はぐいぐいきますが)
キャラのバックボーンも構成も心情もしっかりと構築されていて
読み応えのある漫画といえる。
異性との特別な関係に憧れながら
いざその状況になると胸のときめきを感じない侑と、
そんな侑を好きになってしまう、過去の境遇から特別であろうとしてきた燈子先輩。
このいびつさにも1巻を読んだ時点でも、
背景から読み取れる納得できる描かれ方がされており、
今後二人の恋と回答にも納得ができそうな
いびつの解きほぐしが待っていそうで信頼して読める漫画といえる。
その過程とどう至るのかが興味深い作品でもあり読んでいきたい。
ではまた次の本の感想で。