なんでも、日本のメガネ人口は統計で約6000万人。
近視や老眼もろもろを含むと、
二人に一人がメガネを使用しているという計算です。
それだけ、TVやモニタなどで目を酷使している現代人にとって、
メガネは身近なモノということですかね。
かくいう自分も、もう20年ちかくメガネのお世話になってきております。
詳しくいうと、メガネを掛ける以外の近視対策や、
意地を張ってぼやけた視界に耐えていたこともあるにはあるのですが(苦笑)
しかし、行きついたのはメガネですね。
その経験を振り返っても、
メガネ選びや実際に使用していて
「このメガネ似合わなくてイマイチだな~」
「メガネが似合わないことで馬鹿にされたことあるなあ」
「使っているとずりさがってくるからなにかと手入れや調整が必要だし、面倒だな~」
などという経験をしてきました。
そう、メガネを使うとか選ぶって、
回数を重ねていない慣れていない人にとっては、
分からないことだらけで面倒が多くて、
ベストな買い物ができないんですよね。
今回は、そんなメガネ選びに関しての、
ちょっとステキな物語をご紹介します。
メガネ店の店長、華子さん。
銀座にあるというメガネ専門店『眼鏡画廊』
ここは、メガネの似合う和服美人がご店主をされています。
お名前は、眼鏡橋華子さん。
21歳とお若いですが、
華子さん、メガネが似合うだけではなく、
店主の名に恥じぬメガネ通でもあります。
メガネの素材に何が使われているのかなどの基本的な解説から、
様々な特徴あるメガネをお客さまに紹介してくれます。
タイトルの『見立て』にある通り、
眼鏡画廊を訪れるメガネに悩みのある人々に、
最高のメガネを提案する、
それが華子さんの仕事であり、本作の内容です。
しかし、華子さんはただのメガネ通ではありません。
ハンパないメガネを愛する女性です。
お客さまについつい熱くなって
『メガネとは!』
を語ったり、
みんながもっとメガネを好きになってくれたらと願ったり、
お客様に合う最高のメガネを紹介できる仕事を愛していたり、
なによりも、誰かが最高のメガネと出逢えるお手伝いが出来ることに
『欲情』してしまうという華子さん。
変態がおる(笑)
しかし、それが華子さんと本作の魅力だと自分は感じました。
華子さん、各話でとことんメガネに関するラブを炸裂させております。
それがもう、たまらなくラブリーですね。
そもそも、メガネ美女の表紙絵で惹かれた作品ですが、
見事にメガネをかけたメガネを愛する華子さんにノックアウトされましたよ。
無論、メガネ愛を炸裂させているだけではなく、
華子さんの見立てはお客さまそれぞれのメガネに関するお悩みや要望に対して、
とても真摯に、真面目に考え、
最善にして最高の一品を提案するのです。
正直、メガネ店の店員さんがここまで考えてくれたら、
メガネかけ始めの昔にこんな店員さんがいてくれたら、
メガネライフがもっと違っていたのでは!?
とさえ思います。
しかし、華子さんのような考え方と見立てをしてくれる店員さんと出逢えなくても、
彼女のメガネ選びの考え方は、
これからメガネを選ぶ際に、ちょっとでも参考になることもあるかもしれません。
すくなくとも、自分は
『メガネ選びの際にこういうことを考えて選ぶのもありなのか~』
とちょっと感心したくらいです。
そんなめくるめくメガネ美女……もとい、
美メガネ女、華子さんのメガネの見立て物語。
あなたもご一読されてみてはいかがでしょう。
現在第1巻が発売中で、週刊モーニングに大好評連載中です!
今よりも少し違ったメガネ選びとメガネライフと、あなたに合う素敵なメガネがみつかるかもですよ。
本作、改めておススメです!
しかし、本作での華子さん、ハイライトは多いですが、個人的には、
メガネの調整ということで正面から目線を合わせてこちら側に手を伸ばしてくるシーンが
もう最高でした。
自分の経験でいうと、
歯医者に行ったときにレントゲンを撮るということで、
女性の歯科衛生士の方が
自分のメガネに手を伸ばして外してくれたことがあったのですが、
女性にかけているメガネに手を伸ばされるのは、
かなりドキドキものですよね、という(〃'∇'〃)ゝエヘヘ
それが華子さんのような方だったらもう、
お店常連になりますよ!!!
という勢いですね。
こほん。兎に角、本作は華子さんがステキな作品でもあり、また
メガネを愛する方にも気に入ってもらえそうなほどに
メガネを愛する方々や、
メガネに関する悩みを持っている人々が出てくる作品でした。
メガネ好きな作者さんというのもまた好感を抱いてしまいます。
そんな『眼鏡橋華子の見立て』
久しぶりに、かなり良い作品に出逢えたことを、
同じメガネっ娘スキーのフォロワーさんに感謝しているとーしろさんでした。
この作品が、みなさまのおメガネに適うと幸いです。
ではでは~♪