1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「6月の読書まとめ感想・凍った涙でそばに立っている少女の不十分で最強なとある純愛」

というあれで、

今月も趣味読書の感想まとめを行きたいと思います。

 

まずは、6月中に読んだ小説等のリストを。

 

少女不十分           西尾維新

ガンダムW フローズン・ティアドロップ 8 

隅沢克之

スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編 

スティーブン・キング

とある魔術の禁書目録 12   鎌池和馬

人類最強の純愛         西尾維新

 

西尾本を読み進められたけれど、

とあるが月2冊を遂行出来ていないですね。

うーん、年末までに全巻読み終わるのやら。

 

では、感想を行ってみましょう!

 

 

実話のような、そうでないような……。

 

 

 

 

そこもまた作家と小説の力量でしょうね。

これを議論させる余地がある分だけ、

面白い小説だと言えると思います。

 

今月読んだ『スタンド・バイ・ミー』でも、

主人公の創作を友人の一人が

『こういう(ラスト後を想像させる)終わり方だからいいんじゃないか』

みたいなことを言っていたのが、

そんな印象を助長しますね。

 

しかし、自分も取りざたしたい本題は

『少女不十分』が実話かどうかで、

……うーん、

簡単な解釈だと自分はどっちともとれるんですよね。

これは見たいように見る作品な気もしています。

 

丁度並行してスティーブン・キングの自伝「書くことについて」を

再読していたので、全部がフィクションとは思えないんですよね。

創作を生む潜在意識的な経験が凝縮された物語(事件)になっていて。

 

しかし、その発展として

物語シリーズで忍と一緒に風呂に入っていたのが

ああ繋がるとか、

ロリロリしいのの根拠的には面白い作品ですよね。

 

 

どこまでも華麗な、表紙絵とカテリナの戦闘に見蕩れます。

 

 

 

 

表紙絵のヒイロと白雪姫が素晴らしすぎますね。

いあや、どの巻も見惚れるイラストなのですが、

やはりヒイロと主役ガンダムの絵は見栄えが違います。

まさに華麗。そして美麗。

 

そんな本巻の内容は、

ピースクラフトファイルの続きで、

カテリナとサブリナが地球でサンクキングダムに

関わった活動や生活をする様が中心に描かれます。

 

しかし、カテリナは仮面の戦士として反連合の

戦闘に参加しているんですが、

このワイバーンでの戦闘の様が、

ワルツなどの優雅な曲に載って展開され、

美しい情景を(戦争でありながら)脳裏に描かせます。

まさに華麗。そして美麗。

 

そんな戦争の様子は、

以前のトレーズファイルの時から見えていましたが、

様々な世界の戦術を引用していて、

興味深く読ませて頂けました。

 

兵法は考え方だけれど、

実際の戦術プランも触れて勉強したいと感じましたね。

 

 

時を経て触れるスタンド・バイ・ミー

 

 

 

 

この作品、80年代の小説と映画作品ですが、

実際90年代にはよくTVでも放送されていました。

しかし、自分はあまり細部を憶えていなかったので、

今回小説を読んで、それをじっくり改めて

初見のように楽しむことができました。

 

時間を置くというのも、こういう体験が出来るんですね、

と感じた次第です。

(リアルタイムの楽しみ方がイイ、

という人の考えも当然分かりつつ……)

 

記憶はかなりうっすらとしていて、

子供の友情モノくらいのホントにうっすらした記憶だったんんですが、

あれ目的は死体を見に行く事だったとは。

これも新鮮でしたね。

 

しかしまあ、酷い家族環境は昔からどの国でもあるのか、

というか米の民度……。

とも思わされた内容でした。

 

それよりも、

ジョジョ好きとしては荒木先生が

同じホラー好きとして

キングの作品から結構影響受けているのを感じました。

 

同収録のマンハッタン奇譚クラブって、

よくよく工夫して設定が違うけれど、

『岸部露伴は動かない』の懺悔室に似ているし。

首がしゃべるとか呼吸法とかニヤリとしましたよ。

 

ともあれ、楽しめました。

スタンド・バイ・ミー、ってそういう意味か!

と改めて知った自分は、時代に遅れまくっている(焦り)

 

スタンド・バイ・ミー、今度レンタルで見直してみよう。

 

 

 

コメディ構成と思いきや……。

 

 

 

 

とある12巻。

ざっくり言うと、この巻と次巻は前後編構成なんですね。

てっきり罰ゲームと一方さんたちの日常のみで

1巻使うのかと思っていたのですが、

起承転結の結の部分で不穏な空気になってきて、

13巻に続くというカタチになっていましたね。

 

今巻は色々な既存の登場キャラにスポットが当たっていて、

(ミーシャが出てきた意味が現時点ではよく分かりませんが……)

それでいて構成もテンポよく、巧さが感じられました。

 

思わず各パートのページ数とか、読後に調べてしまいました。

中々勉強させていただきました。

 

今巻でいうと、

ラッキースケベは大人勢とラストオーダー、

それに神裂さんというカンジでしたが、

さすが、大人勢は動じない。

貫禄あるなあと感じて、

それもそれで味があるというか、緩急というかで、

こういういつも「キャー、見ないで恥ずかしい」

ばかりでないのもエンタメとしての工夫なのかな、

と考えさせられた次第です。

 

さて、上条さんや一方さんたちはどうなるやら。

 

 

潤さんは何処まで行くのやら……。

 

 

 

 

相変わらずのハチャメチャアドベンチャー(笑)でしたね。

前巻の宇宙人に月追放、そして今回は新生命に彼岸の島、

そして深海の未知の生物と、

本当に潤さんはどこまで人類の域を超えて行くのかと、

見ていてやっぱりこの人はワクワクさせられます。

 

そんな潤さん、

タイトルに『愛』とあるだけに、

元々『人間が好きだ』と謳っている方でしたし、

人を愛しているな、と読んでいて感じました。

 

それは、寂しがり屋だ

と自己を語っている潤さんからも感じ取れます。

それだけ人を想い、思い入れ、肩入れするのが

彼女の愛の証拠ですよね。

 

見方によっては、最強故に大らかに人を愛している潤さん。

思えば潤さんは、人間を高く評価している。

それも、愛情の成せる業なのかもしれないということで。

 

そんな潤さんが、彼女が愛されないわけがない。

これだけ愛していて、愛されないわけがない。

きっと、この大きく強い人を愛する人――存在ーー

が現れることでしょう。

 

そして、こんな人類最強を愛する人間(存在)とは、

それだけで

宇宙人よりも、人造人間よりも、新生命よりも、

深海の未知の幻想生命よりも、

さらにまだ視ぬ驚くべき存在よりも、

尚驚くべき存在だろう。

 

物理的に突飛でないかもしれなくとも、

人類を愛する最強を愛せる、そんな突飛な存在。

 

その未知との遭遇こそが、

今後の人類最強哀川潤に訪れるのかもしれない……、

とこのシリーズのいく末を視た気がしました。

 

……と、書いたのは読書中のことであり、

本書のあとがきではしっかりと

潤さんの婚活、

そういう愛してくれる存在との出逢いの物語であると

すでに作者によって言及されていたりしますね。

 

さて、その未知との遭遇はどんな事件なのか。

はたまたその存在とはどんなヤツなのか。

西尾先生の新たなぶっとんだ女性の恋話の

顛末に期待です!

 

 

 

上です。

今年も半年経ちましたが、

どうにか月4冊くらい、週1冊くらいのペースを守れています。

 

こういうのって、

健康と、ある程度の時間とお金があるからこそですよね。

ありがたいことです。

 

さて、下半期も健康に気をつけつつ、

仕事や原稿作業に精を出して、

読書もちびちび地道に楽しんで行きたいと思います。

 

ではまた~。