当ブログで『四月は君の嘘』の感想記事を
読んでくださっていた方は、
もしかしたら(いや、高確率で)既に
この作品を手に取って、読んでみたかもしれませんね。
そういう意味では遅まきながら、
『君嘘』の作者、新川直司先生の既刊マンガ、
『冷たい校舎の時は止まる』
をじゅーしーも読んでみました。
以下、その感想をば、さくっと。
(君嘘感想で冗長な文章を書く癖がついて、
そういうイメージもあるかな、
という事への意識的な修正の意味で)
新川直司の既刊「さよならフットボール」読んだ!タイトルの印象と違ったシメ方をしていて良かった。読み進めながら不安でしかたなかったんですよね。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
見方によっては、未完の作品に取れます。さよならはこの先にある的な。それとも読解が甘いのか、フットボール=フィジカル絶対からの脱却のみを指すのか。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
希が捉われていたフットボールとの決別の物語?にも仕上がっているということかな。今つぶやき考えてまとまってきたです。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
未完の要素は単に短編、短期連載で消化できなかった結果かな~。あ、でもくじける話を書くセンスのマンガ家さんでもないですよね、新川先生。それは君嘘と付き合ってきた今の自分の感慨として思う。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
短く終わったから想像を余計にしてしまうタイプか。良い言い方をすると余韻のある作品。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
というか、正直読んでいて何度も笑顔になったし、ラストの希のプレイには心躍ったし、爽やかで好印象なマンガだな。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
新川直司ぱねえ!です。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
でもこの作品でも、新川作品のキャラたちは年齢にそぐわない名言を発するんですよねえw
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
次は「冷たい校舎の時は止まる」のコミカライズ探してみるかな。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 24
辻村深月作、新川直司マンガ「冷たい校舎の時は止まる」講談社文庫上下巻読了。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
自分、ネガティブな要素が題材に使われる小説って、そのワードが多発する傾向が強いので、好きではないのが基本姿勢なのですよ。正直、粗筋を読んだときは拒否反応がありました。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
それでも買って読んだのは、新川直司先生が描くからこそ。あの作家さんが原作題材として選んだ小説への、その作品ニュアンスへの信頼があったればこそでした。※新川先生は「四月は君の嘘」の作者。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
実際、作中では主人公たちが自分の置かれる環境(子供時代、高校生という時期)が生む問題や人間関係から、心が冷たくなる事実と向き合っていて、しんどい作品だと思います。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
それだけじゃない作品だ、っていうのは簡単な感想でしょう。わざわざ書こうとも思いません。大事なのはそういう事じゃない。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
作品だけでなく通じることで、経験が積み重なっているというごく当たり前の事が顕著に見えたんですよ。同じく新川先生が後に描くことになる「さよならフットボール」もうそうなのですが、過去から吸収した要素やセンテンス、演出や趣味性なんかが「君嘘」に継承されているんだな、とまざまざと感じて。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
それはワンパターンになるという向きもあるかもしれませんが、その作家さんの作品に度重なって触れる際に味わえる集合や統合を見出すというか。これ来たわ!やっぱこの先生だわ!的な一種アハ体験を味わえるというか。それが「冷たい校舎の~」を読んでも感じられたんですよね。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
読書に造詣が深い方には、珍しくもない感想ではあるんでしょうね。自分は特定の作家の複数作品を渡り読むという読書をほとんどしてこなかったので(割と特定タイトル偏重型なのです)こういうのに真新しさを感じて、ちょっとツイートに載せていたりするわけです。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
まあ、そういうアクションを湧き上がらせる作家に出逢っていなかった、というのもあります。この人はこの作品が一番、的な考えというか。この作品でお腹いっぱい的な。今迄そういう読書スタイルが強かったんですね~。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
正直、物語の中の底冷え感(劇中は冬というのとは別に)以上に、亡くなった人を忘れない、という君嘘にも通じる情感というか、心至る物語がね。新川先生!!!って純粋に嬉しくなりました。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
良い読書でした。君嘘を好きな人に、是非読んで欲しい作品です。「さよならフットボール」と「いちご同盟」も同様に。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
ある技法書で、プロットにおいて作者は主人公を度重なる窮地や不幸に叩き込まなければならない、とうのがあって(他にも同様のことを述べているモノは多い)君嘘と新川作品でこそ、それを訓銘と出来たように思います。たいそうな事を言うようですが。
— hi_i_ro_乃風 (@t_ou_shi_ro_u14) 2015, 4月 29
他には、
『フットボール』では引用が何度かあって、
かをりが引用する子である、という新川先生の言葉は、
ともすれば先生自身のことであるようですね(微笑み)
『冷たい校舎~』では、
『君嘘』で公生が渡に言った例のセリフが出てきたりします。
色々とニヤニヤさせられる時間でした。
皆さんも新川作品をご覧あれ。
君嘘を読んで、視て、感動を得たのなら、
まずテッパンで上記の2作にもそれがあると
太鼓判を押させて頂きますから( •̀∀•́ ) ✧
あー、新川先生の次回作が楽しみですね~♪
ではまた~。