1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「2月の読書まとめ感想・冷たい櫻子さんのとあるもらい泣き」

こんにちは、じゅーしーです。

 

2月に読んだ趣味の読書本(基本的に、仕事で読んだのは含みません)

数冊を、さくっと感想などを書きたいと思います。

 

今年は自分に課題をいくつか課していて、

そのうえで勉強の意味も込めて趣味読書しているので、

あまり読書ペースがあがっていませんが、

まあ、週1冊のペースを維持していきたいですね。

 

そんな2月中に読んだ趣味本。

 

『冷たい校舎の時は止まる』下  辻村深月

『もらい泣き』         冲方丁

『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』1   太田紫織

とある魔術の禁書目録』6   鎌池和馬

 

さて、では軽くいってみましょうかヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ

 

 

マンガ版を先に読んでいた『冷たい~』

 

 

 

実はというと、

自分は本作の新川直司先生のマンガ版を先に読んで、

事件の真相を知っていました。

 

そのうえで、

解決編まで読み進めていくうえで何が気になったかというと、

上巻でも思ったのですが、小説原作とマンガ版の差異です。

小説のの方が色々細かいですし、

マンガ版はキャラの背景が原作と違ったメスの入れられ方で

描かれていて、これも読みごたえがあります。

 

当たり前と言えば当たり前。

マンガ版は多少の端折りや改変があり、

同時に小説の一解釈としての描写もあります。

 

最たるモノは、

学校の中からメンバーが去る一連の描写ですね。

 

でもマンガ版も良い出来ですから、

別箇に楽しめることと思います。

 

小説はラスト、

時間が経ってから榊の元に鷹野が向かう訳ですが、

マンガ版は卒業時の深月の様子が描かれたりと、

ここにも相違点があります。

 

これがどっちもいいんですよね。

小説のしめ方もイイ味だし、

新川先生のラストも美しい。

 

どちらがいいとか決めつけずに、

皆さんも両方読んで楽しんで欲しいですね。

 

 

前々から興味があった冲方作品

 

 

 

アニメの『マルドゥック・スクランブル

を視聴して以来、

天地明察』のマンガや映画もちらちら気になり、

冲方丁の小説を読んでみたいと思っていたんですよ、自分。

 

そこでたまたま本屋で見つけた、

う行に並んでいたこの作品を購入してみました。

薄かったから読む気になったのは、内緒(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

 

内容はというと、タイトルをストレートに顕わしていて、

泣ける話を集めたモノです。

短編集的な一冊となっていますね。

 

元は小説すばるで三年くらいに渡って連載作品として

載った掌編を集めたのがこの文庫です。

 

どんな印象かといえば、

粒ぞろいの心震える話たちです。

 

作者は知人などから聞かせて貰った実際の体験談を

ある程度創作アレンジして書いているそうです。

その内容は、

人の心がある時に解きほぐされて、

和解だったり、心の解決をみるのが難しくなく、

かしこまっていない風に描かれていて、

泣ける話だと構えなくてもくても、読んでシンプルにじんと来ます。

 

トルコと日本の関係なんかが、

自分は全然無知だったので面白く読めました。

 

思わず付箋を入れたのは、

「地球と私」「音楽と十円ハゲ

「仁義の人」「盟友トルコ」「空へ」

ですね。

 

皆さんはどれでもらい泣きするのでしょうね。

 

 

櫻子さんがステキ。

 

 

 

自分はアニメを先に視て気に入って、

小説を読んでみたいと思ったくちです。

 

お姉さん属性バリバリの櫻子さんにメロメロです。

 

正太郎くんとはオネショタの構図が出来がっていると

心躍りながらアニメを視ていたのですが、

小説をしっかり読んでみると、櫻子には許婚がいるとか。

 

おおう、魔性の女ですねw

頑張れ、正太郎くん。

 

小説を読んで何に気がついたかって、

それは正太郎くんがことあるごとに

櫻子さんのお尻を眺めて

何やら思っているシーンが出てくるんですよ。

それも何度もw

「君は女性の臀部を視てに性的興奮を覚えてしまう性嗜好の持ち主、

いわゆるお尻フェチというヤツか?」

との櫻子さんのツッコミが待たれます。

 

あと、やはり検死関連の

遺体の損傷、骨の状態や人体の特徴などの専門知識が出てきますね。

それにまつわるミステリーなので、

その手の知識が豊かに描かれていました。

そっち方面の興味がある方におススメかもしれません。

 

加えて、道産の食べ物やスイーツの描写も多いのが楽しめました。

これは、死と生の対比を

骨を愛でる櫻子さんと、よく食べる正太郎くんで

表わしているのかもしれませんね。どうでしょう?

 

次巻も読んでみましょうかね。

 

 

やはり禁書はタダモノではない。

 

 

 

正直、今巻は読み終わってオーバードーズ気味でした。

 

風斬、シェリルのゲストキャラの心情が、

結構一筋縄でいかないカンジで、

しかも結末はあれは風斬は

良かったとも悪かったともとれますし、

シェリルは戦争の火種としての行為を十全に果たせず

彼女の科学魔術両サイドを争わせたくない思いは

少なくとも彼女の手段では満たされない。

 

どうも消化不良な〆方でした。

いや、両サイドを争わせないための手段は、

それは上条さんが成り代わるのだろうけれどね。

 

いや、土御門とかと一緒になって表から裏から悪い事態を

うまい方向に持っていくのが世界ですかね。

 

そこが、今巻でより明確になった

科学魔術という二大勢力と

虚数学区・五行機関というキーに見られるように、

世界は一面的じゃないというのが巧く描かれていて、

さすがバカ売れ作品なだけはある、面白い作品だな

と思わされるわけですよ。

 

今巻は、終盤で舞台裏のアレイスターが彼の思惑を少し明かしますが、

風斬たち新キャラの動向とか、アレイスターの思惑とかで、

本当に『とある』作品自体の物語の火種がばら撒かれた

というようにも受け取れる巻でした。

今後さらに複雑にキャラたちが錯綜しそうで、

ちょっとワクワクすっぞ\\٩( 'ω' )و //

 

 

あと、比喩表現の巧さを書き手として理解できるのですが、

後半になると毎ページごとに出てきて

少しうんざりする気持ちもありました。

そういう匙加減も創作者として勉強になった読書でした。

 

くわえて、

見た目幼女の小萌先生が

教師としてしっかりとした信念を持っていて

青髪ピアスの気持ちも分かるステキさでしたし。

 

同じく教師であって、

武装警備員のアンチスキルの方々が、ちゃんと各々の

『教師だけど体張って命懸けて戦う理由』

を持っている点は、当たり前とえいば当たり前でも、

しっかり創作されていると勉強させられました。

 

 

 

これから読んで行きたい本の候補。

 

 

簡単に挙がるのは、

 

とあるシリーズ、

辻村深月作品、

ガンダムW フローズン・ティアドロップシリーズ、

櫻子さんシリーズ、

西尾維新作品、

時雨沢恵一作品、

 

あとドストやスティーブン・キングも読んでみたいです!

 

 

ま、仕事と原稿の合間にちょろちょろとね。

ではでは~。