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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「クロコダインと全面対決……も、卑怯なり妖魔司教!『ダイの大冒険』第8話視聴感想」

 

今回は、アニメ『ダイの大冒険』の第8話の視聴感想を
書かせていただきます。

 

マァムがパーティに加わり、ロモスの王城にたどり着くも、
夜更けで王様への面会はできず、
街の宿屋にとまることになるダイたち。

 

そこで遭遇したのが
第1話ででてきた偽勇者一味。

 

険悪になるかと思いきや、
調子のいい彼らになあなあでその場はおさまる。
その夜、争いの火は巻き起こり、
クロコダインが手下の百獣魔団の軍勢を引き連れてロモス城に攻め上ります。

 

ここでクロコダインにガルーダが背中にくっついて飛ぶのですが、
まさに
「来い!鳥獣合体!!」ガッシーンッ!!
というふうにも感じました。

 

ダイは王様を気遣いすぐ飛び出すが、
ここでマァムもともに行こうとするなか、
ぐずるのがポップ。

 

命がけで勝てない強大な敵に挑むことを恐れるポップ。
もっとも大切なお宝の命を投げ出すことをバカらしいという偽勇者に同意する彼に、
マァムの怒りが爆発。

 

そりゃ怒りますよ……、
アバン先生への思いでダイもポップも魔王軍と戦っていると思ったからこそ
仲間になろうと追ってきたのに……。
幻滅も当然。

 

ポップをおいて城にマァムも向かい、
城では窮地の王様をダイが救出。
クロコダインとのバトルに突入です。


王城の決戦。


ここで気になったのは、メラを放つときにクロコダインと一緒に
王様にも当たるのでは?
という危惧。
それと、ポップのメラをものともしなかったクロコダインに
同じメラで挑むのは、
そしてそれに動揺するクロコダイン……。

 

冷静にみるとこの辺は大味かもしれませんね。

 

でも、その後のザボエラの策は酷いですね。
ブラスじいちゃんを使うとは……卑怯な!
しかもマホカトール効果の切れた状態なので
大魔王の邪悪な気の影響でダイにメラミをかますじいちゃん。

 

ダイの悲壮感。
これはダイに肩入れする視聴者もいるでしょうか。

 

今回の個人的な注目点としてクロコダインにフォーカスすると、
彼の武人としての葛藤と、
クロコダインの獣王痛恨撃が気になります。

 

獣王痛恨撃はあれ、城の床と壁はえぐれて破壊されているのに、
直撃を受けたであろうダイとマァムは
五体がつながっているんですよね(衣服も無事)

 

これはどういう原理でしょうか……。

 

彼の葛藤の方は、武人としての勝利と体面を重んじる、
武家封建社会のような武勲を焦る侍や騎士を思わせます。

 

男の誇りと価値は、
武による勝利と、敗北の恥を免れることである。
負けて世間に生き恥をさらすのは武人、武将としてもっとも屈辱。

 

こういう武力の時代の男っぽさは連載の時代を生きた昭和の大人の男性にもあって、
世間体、体面を重んじる大人が多かったのは、
そういう男社会の風潮が日本もその当時まだ色濃かったからだと思います。

 

今はある程度、価値観の多様化で、
色んな在り方が許容されたり、されなかったりで、
負けても恥でも挽回する気さえあれば見どころはある、
という考え方もありますし、
実際そうやって一度は世間に顔向けできない真似をしても
再起した人もいたりします。

 

昔や、それに武人のクロコダインには
そのこだわりが強かったのでしょう。

 

それはある意味、クロコダインの人間臭さ。
愛されるゆえんでもあるのかと思いました。

 

今回は、少し絵が荒かったようにも思いますが、
まあたまにはそういうときもあるのでは、
と今後を見守りたいと思います。

 

今回は、そんな『ダイの大冒険』第8話の視聴感想を
書かせていただきました。

 

ではでは~。