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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「氷炎将軍フレイザード急襲にレオナ姫の危機!『ダイの大冒険』第14話視聴感想」


今回は、アニメ『ダイの大冒険』の
第14話の視聴感想を
書かせていただきます。

 

不死騎団との戦いを終えて……。

 

ヒュンケルの捨て身の行動のお陰で、
なんとか助かったダイ、ポップ、マァム。

 

マァムは火山の煙を見て何やらモノ悲しげな様子。
ダイはバダックさんに鎧の修理をしてもらい、
それを物珍しげに見ています。

 

これは、マァムとは対照的に割と楽しそうなあたり、
ダイはヒュンケルのことは割り切っているのか?
彼が選んだ行動なら、それを引きずらないのがダイのメンタルなのか?
とも考えますが、クロコダインも生きていたくらいなので、
ヒュンケルももしかしたら生きていると信じているのかもしれません。

 

あれだけ強かった兄弟子ですし。
(ただダイが、クロコダインが生きていたことをこの時点で知っていたかは
そこそこ曖昧ですが)

 

落ち込むマァムを励ますポップですが、
恋敵(と一方的になっている)をフォローすることにこちらは歯がゆい思いですね。

 

三者三様。

 

しかし、マァムは自分の感情への自覚がないし、
ポップの気持ちにもてんで気づかないのですし、
心情を理解するこころ、頭はあるけれど、同時にがさつ系なのかもしれません。
これは僧侶の母と戦士の父の両方の特性が表れているともとれますね。

 

パプニカの生き残り。レオナ姫のもとへ。

 

レオナの居場所を探す方法として、
バダックさんの思いつきで神殿地下倉庫の信号弾をあげることに。
ところがまあ、火炎大地斬を試したはいいけれど……
そうなりますよね。

 

ダイは火薬というモノについてよく知らなかったのでしょうか。
モンスターアイランド育ちのダイなのに加えて、
鉄砲の存在が過去の遺物となっているくらいの火薬の存在価値な世界、
だからなのもあるかもですね。

 

ともあれ、その事故で気球がやってきて、
レオナの護衛のパプニカ三賢者の一人エイミと出会います。
でれでれするポップと、
レオナはどんな女の子かの話でじゃれあう三人。
嵐の前の安らぎですね。

 

レオナとフレイザード。

 

渦潮に阻まれる孤島の塔での潜伏。
食料も限りがあり、その処置でもめる臣下と
それに対してのレオナの威厳ある態度が描かれます。

 

王国の時期トップとしての存在感と、
でもみんなとくだけた調子で笑い合う親しみやすさがある、
レオナの魅力がより表れていますし、
ダイが必死になる気持ちにも共感があるかもしれません。

 

そんなレオナのいるバルジ塔にいきなり出現して襲いかかる
氷炎将軍フレイザード。

 

ところで、この塔をやや距離があるとはいえすでに視界に入れて
上空から俯瞰していたはずの気球ですが、
ダイやエイミたちからはフレイザードが塔に接近する様子が
発見されていません。

 

このあたりは、フレイザードがどうやって塔に近寄り、
その中のレオナたちのもとへ近づいたかが
やや不明瞭ではありますね。

 

炎と氷ですし、気体化でもして移動したとかでも
今風にはありかもしれませんが。

 

しかし、フレイザードの声、良いですね。
役柄にたいへんハマっています。

 

フレイザードの猛攻で窮地のレオナ。
ここでみせる気丈さは、
どんな危機でも最期の最期まで希望を捨てない、
そんな上に立つ者の資質を感じます。
ロモスの王様もそういうところありましたし。

 

そんなレオナのもとに二人を繋ぐ思い出のナイフの一投とともに、
ダイ見参!

 

魔法だめだめっ子だったダイが
メラも使って魔王軍の軍団長と渡り合うその成長に、
レオナも信じていた気持ちが報われてとても嬉しかったことでしょう。

 

今回は、ダイとフレイザード戦の開幕まで。
次回は勇者パーティと氷炎将軍フレイザードの戦いの第1ラウンドですね。

 

しかし、ネットではフレイザードがマリンさんの顔を焼かなかったとことが
やたらと語られていました。
……酷い悪役だからこそ、その撃破のカタルシス、爽快感も増しますし、
結構みんな、極アックな悪役、ヒール好きなところがありますからね、
このマイルドナイズはやや不満だったかもしれません。

 

あと、
ダイがエイミにパプニカのナイフを見せるのに渡すシーン。
原作ではダイに刃の向きや上下関係の作法は感じられません。
これがアニメでは、刃を自分に向けて、
上手の人に渡す持ち方になっています。

 

このへんは、アバン先生に指導された座学か何かで学んでいた、
という再解釈かもしれません。

 

それに対してのエイミの返し方は、
こちらが刃の向きに構わない渡し方だったのですが、
これはエイミが武人系で武器を扱わないから、
という演出意図かもしれません。

 

細かい点の修正も楽しい再アニメ化かもですね^^

 

今回は、そんなアニメ『ダイの大冒険』14話の感想を
書かせていただきました。

 

ではでは~。