だいぶ久しぶりに劇場版「花咲くいろは」のDVDを視聴しました。
去年の今頃、地元で先行上映が始まり、全国の花いろファンより一足早く映画を観に行ったのが懐かしいです。
天気の良い、温かい日だったのを覚えておりますが、果たしてあの時は桜の花はもう咲いていたのか、はてさて。
「花咲くいろは」を御存知ない方のために。
本作は北陸地方に本拠地を置くP.A.worksさん製作のTVアニメ。
2011年に全26話で放送。
同社の10周年記念作品でもあったのですよね。
石川県金沢市の湯涌温泉街をモデルとした「湯乃鷺温泉街」。そこにある温泉旅館「喜翆荘(きっすいそう)」を舞台にして、そこで働くことになった東京生まれの女子高生、松前緒花(まつまえおはな)と宿の従業員たちのふれあいを描く青春群像劇。
東京に残してきた友達以上恋人未満の気になる男の子、種村孝一(考ちゃん)との恋も交えて、慣れない仲居仕事と厳しい祖母の女将さんにめげて、くじけて、なきじゃくっても、「輝きたい」。そう、花咲くいつかを思ってがんばる緒花の姿がステキです。
劇場版では、TVシリーズ後半の時間帯での出来事が描かれます。
湯乃鷺温泉街のお祭り「ぼんぼり祭り」を控えた、ある日。
緒花は旅館の業務日誌を読み、20年前の喜翆荘で暮らしていた母、皐月の様子を知ります。
破天荒でわからない「大人」である母が、今の自分と同じ年齢の時に思っていたこと。
緒花の父との出逢い。
悩んで、恋して、走った頃。
あの母にもそんな頃があったのか、と。
TVシリーズで触れられなかった事柄にスポットを当てて描かれる、喜翆荘のある日の出来事たち。
菜子ががんばったり叫んだり、民子が仕事で気付きを得たり、巴さんが足の角質を削ったり。
そういうえば身近にも長年の立ち仕事で、足の角質を削っている人がいますね。
その人は外反母趾で小指の横でしたが。
結名さんがちょっとうざ可愛かったり、次郎丸さんしっかりしろ、とか。
相変わらずの喜翆荘の面々のコミカルなさまが楽しい作品ですが、感動させるところは、しっかりさせてくれます。
感想としては、TVシリーズ後のお話を早く作ってください、P.A.worksさん!!!
っていう感じです。
ますます花いろが好きになりました。
あと、菜子がバスタオル姿で妹と戯れるシーンで、この娘はやはりでかい、と。
映画館で無料配布されていた、劇場版の地元新聞号外⇓
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映画館入場記念の無料配布物⇓
余談ですが、上記した湯乃鷺の祭り、ぼんぼり祭りはご当地アニメのイベント実現化で、2011年秋より実際に湯涌温泉街で執り行われております。
かくいう自分も2012年の第2回の時に加わって参りました。
夜の神事意外に、昼間にライヴや声優トークショウなどがあって、結構な人が押し寄せていました。
主題歌を担当するnano.RIPEのライヴは熱かったですね。
劇場版主題歌の「影ふみ」は、個人的に妙にプジティブな気分にさせられる良い曲です。おすすめなので一度聴いてみてください!
地元のスタッフも「これだけ人がくるのは凄いわいね」(方言なまり)と言っておりました。
今年も湯涌温泉街で実施されるそうなので、ご興味ある方は是非おいでまっし、です。
湯涌温泉街といえば、竹下夢二のゆかりの地でもあるので、それも併せて。
当然に温泉宿でゆっくり湯につかるのを楽しむのもありです。足湯とかもありますし~。
映画視聴記念自作イラスト(2013年3月)⇓
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