1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「イラスト描画工程を記載②『ビルドファイターズトライ』ホシノ・フミナ編」

先日のイラストの描画工程、

引き続いての2回目を参りたいと思います。

前回は線画を仕上げたところまでだったので、

まずは

HUE/360 という彩色補助ツール

で作ったパレット(前回参照)

から、

色置き

をしていきます。

illust 141016 5

では

塗りに入ります。

illust 141016 6

まずは肌から塗っていきます。

影(肌影1)になる所に

ベース色から少し濃い色

(この選び方はほとんどフィーリングです)

を選んで、

大まかに影が当たる部分に塗り、

その境目を濃度を下げた「消しゴムツール」で

削って、境界をぼやけさせます。

また、その境目を元の肌色とより馴染ませるために

「ぼかしツール」も使って整えます。

その肌影1の更に暗いところや、めりはりをつけたい所に

肌影1からさらに濃い色を選んで、別レイヤーで重ね塗りします。

これも消しゴムツールとぼかしツールで色の濃さや馴染み方を

調整して肌に陰影ができるように塗っていきます。

艶のある光沢も加えて、

だいたいの肌塗りが完成

あと、他に塗ったところとのバランスで、

色調補正を加えたりもします。

完成とは果てないもので、

常に調整を要します、イラスト描きは。

で、次は瞳の塗り

ベース色にグラデーションをつけて⇒

濃い色で縁取りと瞳孔を塗る⇒

オーバーレイやスクリーンで同系統の色を重ねて

発色をよくする(バランスを見つつ)⇒

瞳に塗り方は、それ程重ね塗りをしなくても、

巧い人の色遣いを真似るだけでそれなりに

見える風に塗れると思うのですが、

自分なりのパターンをある程度作っていると、

キャラを描くときに自信に繋がるかもですね。

(精神論。巧くなる人はあくなき工夫をするモノです)

肌と瞳が塗れると、

一気に絵に生命が宿ったように見えますね。

活き活きしてきます♪

次は髪を塗ります。

ここも、

ベース色から濃い色を選んで、

影になる部分に塗って、

それを陰影を出して行きます。

基本、こういう行程を繰り返して、

色が折り重なって、美しく見えるように目指して塗る、

みたいな感じでしょうか。

1年くらい前のじゅーしーの絵を見ると、

この重ね塗りを全然出来ていない、

基本のアニメ塗りから脱却しようと足掻いているのが

見て取れます。

人間は成長するモノなのですね。

なんて。

あとは、衣服やアイテムを塗っていきます。

この工程も、

ベースに1影を塗って、

それを薄めて陰影をつけて、

そこにさらに2影で重ね塗りです。

衣服も肌も、そこは変わりません。

アニメ塗りだと、色を2つつかっても、

陰影をぼかしてみせないので、

境界がくっきりしているんですね。

じゅーしーはどちらかと言うと、

アニメ塗りから成長したいと思っていた

カラーイラストの趣味をしているので、

現在はこのような塗り方をしています。

じゅーしーの過去2年間のカラーイラストに興味がある方は

こちら⇒http://www.pixiv.net/member.php?id=4087729

人物の塗りが完成!

illust 141016 7

あとは、

背景を加工します。

光の粒が綺麗な星の素材に

(ホシノ・フミナと掛けてはいないです)

(あと、Pixivでお借りしたユーザー様にこの場でもお礼を)

発光でグラデーションを載せて、

さらにペンタグラムの素材で

見栄えを作っていきます。

完成。

illust 141016 8

いやはや、今回は線画に力をいれたので、

思いのほか時間がかかった感がありますね。

その分、塗りではフミナ先輩へのパトスを発揮して、

結構気に入る感じに仕上げることができました。

Pixivやニコニコ静画にもアップしているので、

見掛けた方は評価なぞして頂けると喜びです!

後述

Pixivにアップしてある本記事のイラスト描画工程を

gif動画で見れるページURLです。

興味がある方は覗いてみてください。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=46887110

で、

この2回に渡り、じゅーしーのイラスト工程を

掻い摘んで説明してみましたが、

同じイラスト描きさんでも、

またイラストを描かない方でも、

何か気になったや点や、突っ込みがございましたら、

コメントくださると出来る限りでお応えします。

あと、今回のイラストで、

Pixivで初めてブックマークが50件を超えました!

嬉しいです。マジで。

普段、よくても20代だったので。

30の壁を超えるどころか、50も突破できるとは。

フミナ先輩さまさまです~!!

さあ、では小説の執筆にそろそろ入ろうか(ドドドドドド

ではでは。