前回の決勝戦からの引き続きで始まったビルドファイターズ最終話。
持ち越しで始まるのは予選時のバトルロワイヤル以来でしたっけ? 全話数完結した事ですし、それを再確認する意味でもう一度視たい作品ですよね。
ともかくプラフスキー粒子結晶体“アリスタ”の暴走から始まった混乱と、ニルスが予想する被害を食い止めるために主要キャラが集結してことに当たっていきました。
というか、委員長やアイラ、キララもガンプラを持ち歩いていたのですか?という突っ込みをしたいのを堪えて。
これがTVシリーズの作画か!?っていうくらいに動きまくりでパチモン(モック)を撃墜していく各機。
フェニーチェ好き(というか「W」好き)のとーしろさん的に、リナーシタが一斉射撃をしたのが恰好よかったです。リナーシタのバスターライフルはウイングガンダム準拠のフェニーチェカスタムのままのようで、ゼロのツインバスターライフル射撃ではないようですね。
しかし「戦争は数だよ」じゃないですが、徐々に劣勢になっていく面々のシーン。
先述の通り「W」好きの自分としては、ここで劇場版Wのゼクスとノインのように、
キララ「さよならは言わないわよ」
フェリーニ「当然だ!」
とかやって欲しかったです。
視ながら「くるか?」と思ったのですが、ここでは「W」ネタを控えたようで。
苦境に現れるマオくんに続いての、ラルさんと珍庵師匠。
本気のアダルト組、鬼強ぇぇぇぇぇ!!です。
ここでのキララの「何?あのデタラメな強さ」というのに対して、フェリーニが瞳をキラキラさせているのに笑いました。
というかこのCPは色々と深いですね、もう(フェリキラ派)
その直後にベアッガイⅢとミスサザビ―大破。
ヒロインが盾になるがビルドファイターズで描かれるとは思いませんでした。
しかし、これがガンプラバトルで良かったです。従来のガンダム世界だったら戦死してましたし、ヒロインが二人も逝ったら泣くどころじゃすまない事態でしたよ。
ともあれ結城先輩やパパンの加勢もあって、結晶体にビルドナックルをぶちかますレイジ。
これは技の熱さもそうですが、セイとレイジ「二人なら(不可能はないさ)」というコンビの絆の真髄を魅せてくれて、テンションは段々飛びで最高潮になろうというものです。
そして先輩との本当の決勝戦。
ここでキララの「W」ネタきましたね。今度はレディ・アンですか。素晴らしい。
前に出るセイ。
その成長。
数多のガンプラバトルを経て、強くなってきた少年。
「足りなかったのは技術じゃなくて、何を失っても戦うという覚悟だ」
――傷つくことを恐れない。
それもまた“強くなる”ということ。
第1話のフィールドでのバトル。
セイが見せた動きはレイジの第1話のそれで、感慨深いものがあり、また熱いですね。何がといえば、セイがレイジに目を見張った動きを、自分で実践できるようになっているのですから、これまでの二人と、今のセイとレイジの胸の内がです。
そして二人の別れのシーン。
自分はコンビを組む二人がいずれ戦うという展開は、大いにありだと思っていましたが、レイジが異世界に帰還しての別れは無い方が良いと思っていました。
なので、24話の次回予告を視て、その展開が濃厚だとは感じていましたが、いざそのシーンになると、もう。
とーしろさんは、別れのシーンとかキャラが号泣するシーンに弱いのですよほほ。
レイジがこの事態に慌てていないのが、ある種いずれこういう時がくるのを悟っていたような(これもレイジ一流の覚悟でしょうか)。
しかし「俺達はつながってるから」と口にしたように、セイとの絆の確かさを、本当に噛み締めいるからこその態度だったのかもしれません。
レイジ、男前やな。
アイラが惚れて、追っかけてくるわけです。
というわけでの、エピローグ。
キララが武道館アイドルになっていますね。
会長とベイカーさん、アリアンでもビジネス展開。結構タフですね。
チナちゃんは大分大人っぽくなっていましたね。「セイくん」呼びをすでにしていたので、セイも下の名前で呼んであげるようになったのでしょうか。
第8回大会。
セイの新コスチュームはどこか宇宙用パイロットスーツを彷彿とさせる。
新ガンプラの「コスモス」が、セイとレイジの二人が再び出逢う「宇宙(ソラ)」を予感させますね。
ともあれ、綺麗にまとまって、そしてどこまでも熱い、最っっっっっ高に面白いガンダム作品でした。自分の中ではフェイバリットの「W」に次ぐタイトルとなりました。
製作陣には大いなる感謝を。
こんなにも熱くなれる作品を生み出してくださり、
本当にありがとうございます。
そしてお疲れ様でした。
気が早いですが、続編楽しみしております。
ビルドファイターズ最終回記念イラスト⇓
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