最近巷では、刀女子なるモノがわきわきと蠢き、
全国の美術館に展示されている国宝や、重要文化財の刀、太刀を
観覧にくるという現象が起こっているそうです。
これは、通称『とうらぶ』というブラウザゲームが発信源。
刀が擬人化して、プレーヤーに仕えてくれるという内容ですが、
その擬人化刀が、腐の女性方に大変好評な
『美形・美男子』
であることが、ヒットの要因のようです。
好みの男のスガタをした刀に見惚れて、
実際の日本刀を観覧にいらっしゃっているという。
それについては、
まあよくある現象ですね。
然程珍しくもない。
(業界の高齢層には何事だ!?という感じでしょうが)
前置きとしてこういう事を書いていますが、
今回の記事は、決してとうらぶについて書きたいのではありません。
とーしろさんの執筆した長編小説
『フェイス・ザ・エッジ ~業遣師がゆく~』
のご紹介がメインです。
しかし、なら何故いきなりゲームの話かというと、
この小説を語る際に、
どうしても、とうらぶについて触れないと、
こちらがあらぬ誤解を受けそうだという懸念があったからです。
それは何かと申しますと、
自作の内容にある数々の要素が、
とうらぶの中の設定やシステムと、
多々かぶっているところがある、ということです。
こういうと、
「お前が影響を受けて真似たんじゃないの?」
とか、
「パクリかよ。パクんなよ」
などという言葉が浴びせられそうなのですが、
それこそが、あらぬ誤解であり、
わざわざ明言して是正したところなのです。
というのも、
自作『業遣師』を書いたのは、去年の夏。
そして、とうらぶがサービスを開始したのは
今年の1月。
そしてこの作品は8月〆切の
某新人賞に投稿しています。
さておき、
自分がアイディアを考えた方が先である、
ということを、兎にも角にもはっきりさせておきたいのですよ。
とうらぶうんぬんではなく、
何かを真似している、という言葉を、
真摯にオリジナル作品を書くことに向き合って、
そのうえで書き上げたモノに言われるのは我慢なりませんから。
というか、
かぶる要素がちらほら見受けられても、
全然別モノの内容です。
テーマも見るべきところも、面白味もまた違います。
だから、尚更読んでみて欲しくあります。
当ブログでも以前語っていますが、
自分の書いたモノを、タダで切り売りするのは
とーしろさんの主義に反します。
それを去年末と2月中に渡り、
「Pixiv」と「小説家になろう」サイトで
公開しています。
……この公開は当然、とうらぶがあまりにも近似する要素が多い故の、
誤解を回避する為ではありますが、
この機に乗じて、とうらぶ繋がりで興味を持っていただこうという
魂胆もあったりします。
いやはや、とーしろさんも色々必死ですね(○´ω`○)ゞエヘヘ
長くなりましたが、
興味を持っていただけた方に粗筋とリンクをご紹介します。
―――――――――――――――――
フェイス・ザ・エッジ ~業遣師がゆく~
日本刀に宿る邪念などが具現化して人に害を為す怪異、『妖威刀』
を祓う退魔の太刀『鏡命刀』
――その遣い手、『業遣師』 の少女、棟角宗近。
北陸の大誠寺町を舞台に、祖父たちの名誉を取り戻すために、
宗近は業遣師として日々危険な仕事に挑む。
しかし宗近は真正の“日本刀愛”あふれる少女である所為で、
敵である妖威に情けをかけ、討ち損じるという失態を繰り返していた。
願いが有りながら、想いが行動を専心させない、未熟と葛藤の時代にある宗近。
ある時、祓いの場に現れた少年との出逢いを機に、
彼女のこころに変化が生まれていく。
これは目的のために闘いに身を投じ続け、
願う想いから信念を獲得する少女の物語。
「Pixiv」「小説家になろう」ともに
全文無料で読めますよ。
(ちなみに「なろう」の方は少し加筆してあります)
「Pixiv」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4472151
「小説家になろう」
http://ncode.syosetu.com/n5514cm/
一応、1シリーズとして完結した作りになっている作品です。
文庫本1冊を読む気持ちでどうぞ~ヽ( ´∀`)ノうふふ♪
――――――――――――――――――
楽しんで頂けたら幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します<(_ _)>