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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「二十数年の時を経て、ついに召喚された竜騎衆……!『ダイの大冒険』第25話視聴感想」


今回は、
アニメ『ダイの大冒険』第25話の視聴感想を
書かせていただきます。

 

バランの猛威

 

クロコダインの加勢によるバランとの戦闘が続きます。

 

竜の騎士としての真の力、
竜闘気(ドラゴニックオーラ)による
魔法や軽度の物理攻撃は受け付けない
体表を覆う闘気の膜を利用した戦いは、
圧倒的な強さで
あの剛力の武人、獣王クロコダインを圧倒しました。

 

片腕をおられ、目をやられ、
満身創痍なクロコダイン。
ですが彼はダイとその仲間たちのために
バランとの戦いをやめようとしない。

 

それは、目が見えずとも彼の心の目が開いているからだという。
かつては武人としての地位や人間への失望から
魔道に生きていたクロコダイン。
彼の心には世界や人間はそう映っていたようです。

 

彼のその曇った心の目を晴らしてくれたのが
かつてのロモスでの戦いでクロコダインに立ち向かってきたポップだった。

 

クロコダインの言葉にポップも決死で
バランに立ち向かう腹をくくります。

 

自分にそこまでの思いを抱いてくれていて、
その仲間のダイのために
勝ち目のない死ぬかもしれない戦いに挑むクロコダインに
(死ぬときは一緒だぜ)
と思うポップ……
二人の漢気に震えます。
熱い!熱いぜ!

 

時代が経ってもやっぱりこういうの良いですよね……。

 

ダイ復活……からの、

 

立ちはだかるクロコダインとポップに
バランは今度は手加減なしのギガブレイクを放とうとする。
先の一撃で手加減していたという絶望的なレベル差。
バランの「ギガデイン!!」の一言と招雷が恐ろしいまでのシーンでした。

 

今回はバランとの戦闘のアニメーションが力が入っていますね。
回としては旧アニメのラストで、
ここで本アニメが継続する場合、
いよいよ旧アニメで改変エンドだった展開が本来の筋で
進行していくわけです。
今回はその分岐点の回です。
そりゃ制作陣も気合いが入りまくります。

 

旧アニメから二十数年の時を経てのようやくの
続きですからね。
ファンもかつてのアニメの終わり方に批判囂々だったのは確かで、
それがようやく長きの時を経て
ここからの続きがアニメ化して放送されるのです……!!

 

あわやギガブレイクによってクロコダインとポップはやられるかという直前、
水中でレオナにベホマをかけられて復活したダイが参戦。

ここからは一気にバトルが進みました。
ギガデインへの介入からの
ダイのアバンストラッシュと
クロコダインの獣王会心撃の合わせ技。

 

このクロコダインの一撃は、
バダックさんが提案した通りに、
痛恨撃から会心撃に改名されています。

 

ゲームでも
『痛恨の一撃』は敵からのもので、
会心の一撃』は見方のものですから、
これはクロコダインが勇者パーティにもう正式に加入している証拠ですね。

 

それに、やられた目を少し開いて
目が赤くなっている演出が加えられましたが、
これはクロコダインが流血シーンで緑っぽい色の血だったところを
赤く充血している目にすることで、
彼の先にいった心の目⇒目
⇒心はポップたちと同じ人間の赤い血であり、
心は人間と一緒で、
人間と同じ立場になったという意味合いだと思います。

 

その合わせ技でも倒せないバランですが、
竜闘気を通して少し傷を負わせることに成功したようです。

 

バランも赤い血をながす……
いや、ダイも赤い血を流していたからおかしくないのですが。

 

ここからが展開の分岐点。

 

ダイの力と仲間達との絆に脅威を感じたバランは、
その絆を断ち切るべくダイの紋章に干渉した攻撃にでます。

 

これによりダイの記憶は喪失。
じいちゃんやレオナ、ポップやマァム、アバン先生のことまで
忘れてしまうダイ……。

 

この記憶の喪失はバランの竜の紋章の力による攻撃で
ダイの記憶が消え去ったわけではないのは
レオナの言葉に動揺して頭痛を感じていたことからも明白です。

 

今思うとこの記憶喪失のメカニズム、
紋章同士の共鳴(同種の力のリンク)をして
竜闘気による押し合いの結果、ダイの脳を圧迫して、
ダイは生存本能的に自らの記憶を圧縮せざるをえなかったのではないかと思います。

 

バランの紋章の力で任意に脳内の記憶を消去した
という線もあります。
よそから他人の端末にアクセスしてデータをデリートしたみたいな。
でも完全削除したわけじゃないから
どちらせよサルベージして記憶の復活はできる、
みたいな……
そういうメカニズムをこれまでの自分の経験知からも
考えることができます。

 

昔は記憶喪失になったらどうやって直すのか?
とか医学的なアプローチ以外では
アニメや映画では親密な関係の人間の情による奇跡みたいな描かれ方での
解釈しかなかったですが、
今ならデバイスデータを引用解釈した考え方もできると思います。

 

まあ、圧縮したデータ(記憶)をいかに解凍、回復するかの
プロセスはその作品なりにだと思いますが……
それは今後の展開を楽しみに待ちましょう。

 

無事に本来の展開になった真アニメ……。

 

しかし、あの勇気が武器というダイが
弱々しく不安げで、
武器を取るのも怖がり泣いている……、、、

 

ポップのことも知らないというのにさすがの彼もぶち切れます。
それに、アバン先生のことも忘れている……
アバン流の技を出してみろと迫る気持ちも分かります。

 

ポップの絶望。
ダイがこんな状態で今度バランが攻めてきたらどうなるか……。

 

そんな中、バランはベンガーナの南端の岬で体力を回復し、
彼の直属の部下、
三人の竜騎衆を召喚します。

 

空戦騎ガルダンディー
海戦騎ボラホーン
陸戦騎ラーハルト

 

かつては描かれなかった彼らの登場と、
その先の展開がいよいよ現実に……!

ついに、ついに、このときが……!

 

ダイ役の種﨑さんとポップ役の豊島さんのお二人がされている
公式YouTube動画「ダイ好きTV」でもそのことについて触れていましたが、
まさに、ついにこのときが!!
二十数年の時を経て、いよいよです。

 

そしてここからが本当の、真ダイの大冒険のアニメスタートです!

 

待ちわびた人も多いことでしょう。
そして、この機会にダイのアニメを見届けることになる少年少女に、
こう言いたいですね。

 

「刮目して見よ!」
と。

 

いやいや、自分を含めて大勢のダイファンも同じですけれどね^^

 

いやはや、令和になってこんなことになるとはな出来事の一つが
今リアルタイムで進行していきます。
今後もそんな『ダイの大冒険』のアニメを楽しみに見守りたいと思います。

 

アニメがクオリティを保ってしっかりラストまで映像化されるように、
公式に何か還元しながらですね^^

 

そんなことを思いながら、
今回は『ダイの大冒険』第25話の視聴感想を
書かせていただきました。

 

次回は竜騎衆とポップの死闘。
からの~、、、楽しみですね。

 

ではでは~。