レオナを救出してのち、
魔王軍との次なる戦いに向けて強い武器を求めるダイたち。
商業の発達したベンガーナでの買い物の日常回はひとときの安らぎだが、
そこから魔王軍最強の超竜軍団との戦いが始まる。
レオナのポップへの信用のなさは、彼にとってはもう、
口先ではなく行動で仲間のために戦うところを見せるしかない、
と気球のしたで腹をくくって出て行ったのかも。
だからこそあんな民衆も助けるというレオナに
自分を追い込みポップは戦う決意をしたのでは、と今は思う。
同性と張り合わず、女のために気張るポップのポップ感。
それにこの辺、まだ勇気を絞り出さなくてはならないポップらしさが出ていて良い。
だからこそ、本当に死ぬ気で動く時が想像されるキャラでもある
(フラグだったとも言えるかも)
クロコダインの急場に駆けつける芸は、
もうガルーダがひたすら有能なのでは、とアニメの追加解釈で思う。
良い相棒をお持ちな武人クロコダインである。
そんなクロコダインにバランも一目置いているのは納得。
バランの 「気に入ったヤツは去って行く」 という言葉は、
魔王軍をなんだと思ってるのか、と今読むとちょっとクスリとした。
バラン、大切な人がいなくなってさみしいのでしょうか……、
次巻はダイの様子が気になりますね。
ではまた次の本の感想で。