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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「素人ガンプラ制作記録・HGUCズゴックの改造工作⑦塗装~シタデルカラーでの全塗装②」


今回は、ガンプラHGUCズゴックの改造記事の続き、
そのなかでも、
シタデルカラーでの筆塗り全塗装を行った工程などを
書かせていただきます。

 

実際のシタデルでのガンプラ塗装

 

では、シタデルカラーで
ガンプラを全塗装した様子を
文章でですがお届けします。

 

まず、紙パレットでOKということ。

 

シタデルカラーを使う海外のプロモデラー
ペインターの方々の動画をみると、
画用紙に塗料をのせて、そこに水差しから筆に水を含ませて、
塗料を適度にのばして使っていました。

 

水彩絵の具のように水を含ませて任意の濃度の塗料を作っておくというよりは、
塗料に、筆で適切な水加減を加えて一部を伸ばし、
その適度なところから塗って、
また水加減で作って塗る、
の繰り返しのようです。

 

紙パレットに置いた塗料を全部先に水で溶くと、
塗っている間に紙パレットの塗料の適度な部分が乾いていってしまうからです。

 

自分も動画のやり方に倣って、
百均の画用紙帳を買ってきて、
それを一枚使って行いました。

 

ベースカラーを五〇〇円玉くらいの大きさの分量、
塗料瓶から画用紙にとり、

 

それを水をある程度含ませた筆で伸ばします。
この水加減ですが、
そんなに要りません。
前回の動画をもう一度掲載しますが、

 


How to paint the Space Marine Stormhawk Interceptor.

 


この動画の割と前の方でもありますが、

筆に水を、
ちょいちょいで良いです。

 

自分は百均のプラスプーンにサフを吹いて、
それをテストピースとして
シタデルカラーの塗り試しをしました。
一度水少なめでテストピースに塗り、
そこから水を少しずつ増やして適度な水加減を感覚的に憶えると良いと思います。

 

シタデルは塗りむらの少ない性能のいい筆塗り塗料なので、(エアブラシ用のシタデルカラーもあります)
自分は筆塗りは初挑戦でしたが、
3、4度水加減を調整してみたくらいで、
割とすんなり適量の水加減が分かりました。

 

正直、性能がいいので難易度が低いと思います。

割と動画通りに難しいことがなくできます。

ただ、ややお高いお値段なのは確かです。

 

これはたくさんプラモを塗装する人や、
ガンプラでもMGなどを全塗装する場合など、
面積の多い塗装をすることが多いのなら、
コスパの面ではやややりづらいかもしれません。
自分は今回、HGを試しに1体全塗装するくらいだったので、
そのへんは人と場合によりけりだと思います。
(あまった塗料は今後何かで使いたいと思います。
色数を増やす予定はそんなにありません)

 

けれど、
何度も書きますが筆塗り水性塗料としての性能は
前調べ通りかなり高いと思われます。

 

筆塗り初の自分が、
ガンプラのベース塗りで全然むらなく、しかもほぼストレスなく塗れたくらいです。

 

こちらが、そのベースカラーのみ塗装状態。

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まだここからノルンオイルでかるくウォッシングして、ドライブラシもしますので
完成状態ではありませんが、
結構ぱきっと色が乗せられますし、
なにより匂いがなく、むらもないに等しく、
(上記の仕上げをしたあとではまったくないのと同然です)
しかも初心者にも簡単に扱える、
というメリットがシタデルカラーには確かにあります。

 

(ただ、一応テストピースで試し塗りして
少し練習した方が、よりうまく行くと思われます。
自分も筆塗り自体が初めてで、
結構うまくいくかドキドキで、慎重に試し練習したうえでの結果なので)

 

あと日本の大手の模型メーカーなどの水性、ラッカー系などの
塗料にくらべると、やはり割高です。
そのへんのいくつかの事情を割り切って、
ガンプラの塗装を匂いを気にせず、うまく筆塗りしたい!
という方にはとても素晴らしい品だと自身の体験から書かせていただきます。

 

シタデルカラーのあれこれ

 

ところで、シタデルのあれこれをTwitterでも調べていたのですが、
よくあるらしいこととして、
塗料の瓶が倒れて塗料がこぼれる、
ということがあるそうです。

 

事前にそれを知ったので、
自分は対策として百均のキャンドルグラスを買って、
それに塗料を入れて、
塗装に使ってみました。

 

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結果、倒れることなく塗料を扱えました。
けれど、ひとつ注意点として、
このグラスに塗料瓶を入れるときに、
蓋を開けた状態でやるので、(グラスに入れた状態で塗料瓶の蓋をあけるのは結構難しい)
その時に作業中の集中力の低下から角にひっかけたり、
手元があやまって入れる前に倒れてこぼしたり、
ということは考えられそうです。

 

それから少しあとに知ったのですが、
シタデルカラーのメーカーから、
塗料を固定しておいておく塗料瓶ホルダーも
発売されていたので、
余裕のある方はそちらを利用されても良いかもしれません。

 

シタデルカラーでのガンプラ全塗装を行って

 

 

今回は、シタデルカラーでのガンプラ全塗装を行ったわけですが、
これを行った2019年当時はシタデルでガンプラ全塗装をする人はかなり少なかったと
以前のこのズゴック改造制作記事で書きましたが、

 

自分がそれを行った感触として、
ガンプラの面積のあるパーツでも対応できる、

 

ということで、
シタデルカラーでのガンプラの全塗装は可能です。

 

ただ、いくつか課題というか難点、デメリットもあり、
お高いので、
パーツ数が多い場合のサフと、塗料の数を揃える際のコスパは気になります。
今回の改造キットのサイズと、試しに1キットならと割り切ったうえでなら
問題なくできた、
ということでもあると思います。

 

それに、やはりMGや、
モノによってはパーツ数の半端ないものもありますし、
それを筆塗りで全塗装というのは
人とコンディションや状況を選ぶのも確かです。

 

けれど、メリットも当然あり、
コスパの問題と筆塗りの労力に目をつむれば、

 

匂いはほぼ気にならない、
水加減と塗りむらが簡単で初心者にも難しくない、
乾燥もはやい、
塗膜が剥がれるなどの面はあまり専門的なことは素人なので言えませんが、
塗装後に組み立て、写真を撮って飾ってそこそこ経ちますが、
あまり気になる問題はないように思います。

 

そうした簡単に筆塗りで綺麗に塗れる性能の良い塗料、
であるのも確かです。

 

以上が、自分がシタデルカラーを使った感想です。

 

もっと写真付きでお届けしたかったのですが、
初挑戦の作業で各工程で写真を撮るのを忘れていました。
それだけ夢中になって塗っていたのを憶えています。

 

いや、ほんと動画のように一端のってくるとガシガシ塗れて
楽しいんですよ、筆塗りが!
シタデルはそんな体験と発見をさせてくれた塗料でもありました。

 

もし選択肢として筆塗りを考える場合、
この記事で書いたことが少しでも参考になれば良いと思います。

 

今回は、そんなズゴック改造制作、塗装の、
シタデルカラーについて
書かせていただきました。

 

次回は完成画像をお届けします。
興味ある方はおつきあいくださると幸いです。

 

ではでは~。