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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「悲しみの魔剣士ヒュンケル、実力差に勇者パーティ撤退。『ダイの大冒険』第11話視聴感想」


今回は、

アニメ『ダイの大冒険』第11話の視聴感想を
書かせていただきます。

 

ダイの未完成のアバンストラッシュを見抜き、
剣技で圧倒するヒュンケル。

 

傷つくダイにポップとマァムの魔法攻撃組が攻撃に参加するも、
ここでヒュンケルの代名詞、
鎧の魔剣の真の姿、
剣の鞘が鎧化する「鎧化(アムド)」発動。

 

魔法も利かず、
必殺技ではヒュンケルの独自に編み出したアバン流刀殺法を超えると目される
ブラッディースクライドに対抗する術もなく、
ヒュンケルはダイたちよりも数段上のレベルの敵のよう。

 

魔王軍ヒュンケル戦第1ラウンドの行方はかなり雲行きが怪しい。

 

ヒュンケルの過去話で涙を流す魔物。

 

悪魔は泣かない、
というのは某スタイリッシュ悪魔狩人のゲームでの台詞ですが、
血の通った人の心のある生き物は、
その知性のある者は、
悪魔や魔物であっても人間の心を持ち、
涙を流すということでしょうか。

 

ダイの世界では悪魔、魔物とは邪悪な獣性、凶暴性だけの蛮性の存在で、
そんな魔物にも騎士の心、
弱き者、力なき者を労る心、
自分も弱さのある人でありながら助け合う勇気と強さを持つ心が宿るとき、
そうした魔物たちにも人の心と涙が宿り、
泣くのかもしれません。

 

本話ではダイたちの窮地にクロコダイが傷をおして駆けつけ、
ヒュンケルに涙を見せて驚かれますが、

 

リアルでも涙は感動や嬉しさ、悲しさもありますが、
他者への労りと、それが伝わらない、不全のさみしさ、悲しさからも
本話では見られているように感じました。

 

クロコダイン、ほんと良い奴ですよ……。

 

ヒュンケル、アバン先生を攻撃。

 

からの、川にアバン先生が救出に飛び込むシーンは、
本当にヒュンケルを育て、心を割いている先生の当然の行動として
良い追加シーンだと感じました。

 

けれど、水中で眼鏡をつけっぱなしなのはちょっと……と、
まあそこも思いました。

 

いや、脚本担当のことを思うと、
アバン先生と眼鏡は一体化している、
だから眼鏡は外さずに!
というオーダーがでてそうした可能性も微レ存。

 

クロコダインが駆けつけた!

 

ヒュンケルの闘魔傀儡掌で身動きできず、
必殺剣ブラッディースクライドが回避不可の窮地に、
クロコダインが割り込んで身を挺してダイをかばった。

 

このへんは騎士の自らが盾になるという美学が表現されているようにも感じました。

 

あと、割って現れる一瞬前にガルーダの翼が入ります。
この追加描写から、上空にガルーダに連れられてクロコダインが来て、
そのまま降下してブラッディースクライドに割って入ったのだと分かりますね。

 

いきなり身を挺してバーンではない、
ちゃんと間に合うある程度の合理性を描いたのも本話の良い点だと思います。

 

そんな本話、脚本はガンダムWでも知られる隅沢克之さん。

 

ヒュンケルの過去話やクロコダインが語るシーンなどは、
ガンダムWのトレーズなどの演説のように隅沢さんがうまいと感じていたところに
沿うエピソードの脚本担当をされたとも思います。

 

ここはやりたい‼と隅沢さんが申し出た可能性もあります。

 

ダイたちはクロコダインの機転で
ガルーダに連れられてヒュンケル戦から撤退。
レベルアップの作戦と訓練が次回は始まりそうです。

 

この、敵にまだ敵わなかったら
レベル上げというのはドラクエの定番であり、
それをうまく漫画に落とし込んでいると思います。

 

そして現れた騎士姿の老人。
何やらダイを知っているようですが……?

 

以下、次回。

 

今回は、そんなアニメ『ダイの大冒険』第11話の
視聴感想を書かせていただきました。

 

ではでは~。