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とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「メガンテ炸裂!託されるアバンの願い。『ダイの大冒険』第5話視聴感想」


今回は、アニメ『ダイの大冒険』の
第5話の視聴感想を
書かせていただきます。


前回、ハドラーのベギラマからダイたちをかばって背中を負傷したアバン先生。
ドラゴラムに幾多の攻撃呪文、
魔法力がもうあまりない彼は、
それでも復活したハドラーとその背後にいる『大魔王』の存在を危惧して、
ハドラーだけれでも決死で倒そうとします。

 

アバン先生の放つアストロンの呪文で
鋼の状態に全身を硬化させられたダイたちは、
身動きができないままアバン先生の戦いをみることに。
格闘術でもアバン先生を上回るハドラーに、
しかしゼロ距離になった瞬間に炸裂するアバン先生の呪文。

 

ここで指がハドラーのこめかみに突き刺さるのは、
今はなつかしの『北斗の拳』へのリスペクトと
ジャンプファンへの人気需要への対応、人気要素の取り入れだったのでしょう。

 

魔法力がほぼない状態で放つ最後の呪文は、
全生命力を破壊力に変換する最後の破壊呪文。
これによって莫大なエネルギーののち、
のこったのは硬化したダイとポップ、ブラスじいちゃんとゴメちゃんのみ……、

 

と思われたが、地中からハドラー復活。
この敵役の復活は、ジャンプ作品の王道ともいえるかもしれませんね。
ジョジョのディオにしても、
おまえがッ!?まさかッ!?
的なある種の絶望と視聴者読者側の興奮があると思います。

 

しかし、ここで終わらせないのが本作でありハドラー。
アバンの弟子としての脅威であるダイたちを始末しようとします。

 

ダイがアストロンを自力で破るのは、
以前の戦闘でも発言した額の紋章の力によるものですが、
ここでこの紋章の正体とおぼしきワードが出ますね。
ハドラーいわく、『ドラゴンの騎士の紋章』

 

その力でまたしても高位呪文を発動するダイ。
最近ではみないヒャダインでハドラーのメラゾーマを圧倒。
呪文戦では他に、
ハドラーのイオラがダイを襲うシーンの演出が面白かったです。

 

偽勇者と同じくハドラーがイオラを投げるところで、
ダイが回避行動に入っています。
これは既知の呪文への対策がとっさにできているということ。

 

他に、回避行動を取っているにもかかわらず、
ポップたちの目には直撃したように見えた事。
これは、ダイの回避力が及ばなかったのか?
それともイオラにはある程度の追尾性能があったのか?
それともハドラーの投擲能力、指向性が高く命中精度が良かったためか?

 

など、ダイにイオラがあたった理由が色々考えられて一瞬の攻防に
見応えがあります。
ダイの能力値が上昇していることを思えば、
ハドラーの能力+イオラの追尾性能のおかげでヒットしたのではないか?
と自分は想像します。

 

そして、ダイの繰り出すアバンストラッシュ!!
これは以前、アバン先生が修行の見本で木の枝でみせたモノや、
ハドラーに放ったモノよりも
描写がしっかりしていて、派手で見応えがありました。
むしろ、このダイのアバンストラッシュをよりよく見せるために、
アバン先生のこの技は少し控えて描写したのかもしれません。

 

このアバンストラッシュからのハドラーの撤退のシーンは
すごく絵も良くて熱かったですね。
というか、ハドラーとアバン先生、ハドラーとダイの戦闘は
とてもスピーディで溜めもストレスもなく
みていて気持ちよかったです。
昔のアニメ版がどの程度だったかは憶えていませんが、
90年代当時のアニメはドラゴンボール東映作品のように
原作をもたせるためにやたらシーンの溜めがながくて
ちょっとかったるかったように思うのです。
そういうのがない気持ちのいいスピード感の戦闘でした。

 

原作をむしろ余裕をもって消化できる今回のアニメだからこその
描き方とも言えるかもしれませんね。
これは、昔のアニメ版ではできなかった改良点ではないか、
と自分は思います。

 

このくらいのテンポがスタンダードで
今後の戦闘や魔法戦も描かれるのは結構良いのでは、と思います。

 

ハドラーは根城で傷を癒やし、
アバン先生以上に魔王軍にとって脅威になるであろう
ダイの抹殺の意志を固めますね。
ダイの方もアバン先生から託された「大魔王を倒す」という願いのために決意するようです。
これによって、ダイたちと魔王軍側の対立は確定。

 

これからはダイと魔王軍の戦いが進んでいくことでしょう。

 

次回は予告でマァムとクロコダインの登場が。
新展開ですね。
さあ、マァムとクロコダインはどんな感じで動いてしゃべるでしょうか。
アバン先生が退場したのはさみしいですが、
しかし勇気と希望を胸に、ダイたちのこれからの冒険を見守っていきましょう。

 

今回は、そんな『ダイの大冒険』第5話の視聴感想を
書かせていただきました。

 

ではでは~。