1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「CLAMP作品やパプワくん。過去ヒット作から思い返す好きの形は様々……というはなし」


今回は、少し前Twitterでトレンドに入っていた、
柴田亜美(元漫画家先生)と、
人気女性創作集団CLAMPについて
自分がポストした内容から書かせていただきます。

 

柴田先生のトレンド入りで、過去に『南国少年パプワくん
を視聴していた自分は、
この作品をについてだいぶ経ってから思っていたことをポストしました。

 

それは、

 

パプワくんやチラ見した他の柴田作品は、あとから気づいたのですが、
シンタロー周りやミヤギトットリや、
他にも様々な台詞からBL要素があって、
実は少年世代に見せるには結構やばい作品だったのですが、

 

当時の視聴者であった小中学生たちの大半はそれを分からず、
んばば!や網タイツの鯛などの奇怪ギャグで喜んでいたわけで、

 

でも作者やアニメ制作陣はちゃんと意味を分かっていて、
おそらく「どうせガキ共意味分かんないし~w」と
裏で思っていただろうことは想像に難くないわけです、
柴田先生の作品って。

 

別に批判ではないのですが、
分からずに楽しんでいた空恐ろしさや、
その当時は忌むべき存在であり地下に潜んでいたであろう
腐女子たちは、内心静かに歓喜していただろう作品だったのだな、
と今は思うのです。

 

同様に、CLAMP作品もなのですが、
カードキャプターさくら』は
ニュートラルも含めそれ以外のカップリングの宝庫といえる作品だったのだな、
とあとから冷静に思いました。

 

当時の自分の視聴感想は、普通にさくらちゃん可愛い(*´▽`*)
でしかなかったのですが、

 

同様にそれに気づかず、頓着せずに多くのヲタたちは盛り上がって
本作は大ヒットした訳ですが、
この両者は時代がピックアップしていたLGBTのムーブに対していち早く乗じて
ヒットした作品で、
これによって異性同士以外の恋愛感情に関する価値観の多様性に関して、
認知が拡大され始めたといえるかもしれない、とあとから思いました。

 

もしかしたら、漫画連載の企画会議の段階で、
この問題の要素を取り入れた作品でいこう、という主旨はあったのかもしれません。

 

(ただ単に、CLAMP先生の趣味であった、という線も強いですが)

 

このヒットを受けてあとから更に思ったのが、
『スタンダードな属性ばかりではなく、
逸れた属性や性癖を混ぜることでマイナー層も取り込んで火がつきやすい』
というサブカルの現象の草分け的な存在になったとも思います。

 

火は乾いたところにつきやすい、というサブカルの特徴のひとつを
CLAMP作品の多彩な性癖カバーは示している、とも思いました。

 


そんなCLAMP作品で印象深いのが、
90年代のラジオドラマであった『X』だったかの星史郎のエピソード。
彼の母との絡みがあるのですが、
彼女の性格が危さと耽美さもあって、声優さんのブレスや演技がやたら官能的で
思春期的にドキドキしながら聴いていたりしました。

 

あの二人も母子であんなディープな空気を出していたりで、
CLAMP作品の真髄の一端がでていたのだと
あとから思いました。

 

その当時はあまり意味が分からずに摂取していたのですよね……、

 

(あと、その母親役は矢島晶子さんだと改めて調べて知りました。
旧しんちゃん、リリーナさまじゃないですか!声優さんどんだけ!w)

 

そんな自分は今となっては、別にカミングアウトというほど
重大に感じてはいないのですが、
いつの間にか自然に百合モノへの理解、寛容さと親しみを持つようになっています。

 

これは何故か、とつい最近考えたのですが、
ゲーム『サガ・フロンティア』で
主人公の一人のアセルス編で、彼女と妖魔の君主の妾の一人の白薔薇姫が
逃避行をするのですが、
この二人がそういう関係で、
しかも小林智美さんのあの絵なわけで……
それで知らずに無自覚にはじけていたのがあったのか……とか思ったりします。

 

別に自分は恋愛観は普通なのですがね。
まあ、百合漫画を読んだらその人も性同一性問題抱えているというのは
やや乱暴だとも冷静にいえます。
世の中偏見持つ人や、わざと変に持ち上げてからかって暇つぶしする手合いって
実際いますからね……。一応。

 

今回は、そんなLGBTに関連する過去漫画作品から
ときを経て思ったことを
色々書かせていただきました。

 

……うーん、当ブログで百合漫画作品を取り上げたていた説明とも言えますね。
まあ、今時珍しくもなく誰も気にしていないだろうけれど。

 

ではでは~。