1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「あまり好きじゃなかった生野菜全般の認識が変わった経験。今週のお題「好きなお店」」

今週のお題「好きなお店」

 

今回は、今週のお題「好きなお店」で
書かせていただきます。

 

自分の好きなお店は、地元の古い中華料理店です。
自宅兼食事処で1階をフロアにした店であり、
営業年数もかなり長く、
夫婦と雇店員で営業していて、
店主の旦那さんもご高齢です。

 

自分はこの店の存在自体は知っていたのですが、
入る機会が数年前までなく、
ある時期からその店の近場での用事が増えて、
昼食に利用させていただきました。

 

その時は、鶏のから揚げ定食のセットを頼んだのですが、
これで驚くことになったのです。

 

自分はこれまで、自宅で食べる生野菜というモノに苦手意識がありました。
これは、サラダなどの生野菜の処理の仕方がウチは下手だったという事情もあります、
恥ずかしながら。

 

それで、このから揚げ定食についてきたレタスとトマトの野菜も
皿が来たとき、
「うえ~、生野菜か~」
というローテンションでした。

 

ところが、ベタな展開で申し訳ないのですが、食べてみると、
(なんじゃこりゃ⁉)
と。
今まで自分が食べていた生野菜とはまったくの別物。
味が……というか、しゃきしゃきして爽やかにうまい!
と感じたのです。
それで、野菜ってモノによってはこんなにうまい食べ物なのか……、
と野菜への盲が開けたというか、
認識が書き換えられました。

 

このあと、自分は自宅での生野菜のおいしい食べ方、
というのを調べて、自分なりに自宅での生野菜の食べ方を改善しました。
それによって、その中華店ほどの衝撃の再現こそできませんが、
生野菜を食べるのが苦ではなくなりました。
というか、あの時の野菜の味を期待して、
生野菜を食べるのが楽しみになっている自分になりました。

 

こういうことってあるのか……という体験だったのです、
ちいさなことかもしれませんが。
食べ物はいいモノを食べると認識と世界が変わるという理解が得られた経験でもありました。
それで、この後しばらくくらいから、
自分の食の内容を見直して、管理するようにもなりました。
特に、活力ややる気がでる食材を積極的に取り入れたり、
基本的な栄養素をおさえる食材を1週間などでバランスよく購入して調理する
ようになってきました。

 

自分自身は料理のうまいうまくないは感じますが

食の好き嫌いはあまりしないのですが、
どうもウチの料理には色々不備があったという現実も悲しいことながらあったようで、
そこに変革をもたらしていくきっかけが
あの店での野菜との出会いだったのです。

 

そんなわけで、田舎の町の個人経営の食事処ですが、
自分にとってはとても「好きなお店」と今は思っています。

 

でもそれからまた行った最初のころに、
生野菜を指して「サラダがあるメニューありますか?」
と訊いたのですが、
しかしよく考えると中華店でこういう発言をするのはだいぶ変わり者だったと今は思います。
自分的には生野菜を食べられるメニューがから揚げの他にあるかな?
くらいの質問だったのですけれどね。
店員のおばちゃんも「……えーっと」
と困惑顔でしたので、すごすごとその時は前と同じから揚げ定食を頼みました(苦笑
周りの客のおいちゃんたちも、
(こいつはどこかのシャレた店と勘違いしてるのか?)
と思っていたことでしょう(あばばばっ

 

でもめげずに毎年初夏から夏くらいには、
あの店の生野菜を食べに行っています。
鮮度が違うのか、
品種が違うのか、
製造元の差なのか、
処理が違うのか……
毎度生野菜をもしゅもしゅしながら宇宙猫状態です。

 

けれど、今年はこんな状況なので、
営業もどうなっているのか……
旦那さんも年も年ですし、
うーん、地域に長く愛されてきた店でもあるので、
できれば旦那さんの納得いく形で続けられていると良いのですが。

 

そんな自分にとっては野菜レボリューションなお店の話を今回は書いてみました。

 

ではでは~。