1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「読書感想  『侠飯 2 ホット&スパイシー編』 福澤敏三」

 

 今回もヤクザ風の柳刃と火野のコンビが料理をする。
主人公と舞台、季節も前回とは切り替わり、
ビジネスマンが退社へと追い込まれる中、
柳刃の移動弁当屋で食事をして交流する、というながれ。

 

 前回少し登場した会社やメンツも登場するが、
メインはしっかりしていないから会社から追い出されそうになる面々の奮闘が描かれる。
加えて今回も柳刃たちの追う事件が絡んできてヴァイオレンスもあり、恋もありの任侠モノ。

 

 柳刃は法律にも詳しく、
入社したが会社のシステムに疎い主人公たちに対策の知恵を授けるあたり、
自分とは違う業種の事情を垣間見れて個人的に新鮮だった。

 

 料理はスパイスを使ったモノが多く、
夏場が舞台でもあるので活力のでる料理や二日酔いに利くメニューなども知れた。

 

 ラストは前回よりも主人公たちの結果がちゃんと出た感じでしたが、
さすがに次も同じパターンできたらダレる感も少しあるので、
ここでどういう構成で来るのかは気になります。

 

 続巻の情報に触れると毎度柳刃は違う料理提供形態のようなので、
他にどんなジャンルの料理がでて知らない知識が知れるかも興味があるので、続巻も読んでみる。

 

ではまた次の本の感想で。