今日、4月30日は何の日、と調べると、
ヴァルプルギスの夜
主に北欧や中欧で例年4月30日行われる行事で、春を祝う「五月祭」の前夜祭
のこと。
だそうです。
5月1日が魔封じの聖人ヴァルプルギスの聖名祝日であり、ドイツでは、
魔女・魔術師たちがブロッケン山に集まって大規模な祭を開き、
聖ヴァルプルギスに対抗するという伝承があることから、
その伝承に習って主に夜には焚き火や松明などで火を焚べる
とも祭りの内容が書かれていますが、これを読むと
魔封じの聖人に対抗するということは、
魔を封じるのを妨害したい祭り？
魔女がそれをする祭りということは、
悪いことをする魔女が主役でフォーカスした祭り？？
それってつまり、何がしたい祭りなの？
と考えてみると自分も疑問符が浮かびました。
これいについては、いくつかの『ヴァルプルギスの夜』関連のサイトをみると、
実はあまりはっきりしていない、諸説ある、
ということのようです。
関連サイト
【知っておきたい欧州文化史】魔女の祝宴「ヴァルプルギスの夜」
ただ、今では日本でも『まどかマギカ』などのアニメで取り上げられるように
文化として浸透しており、
地元の祭りも悪魔や魔女の仮装に、まどマギのコスプレをして参加する人もいるなど、
本来とは違う楽しみの面もある季節の祭りとなっているようです。
でも、聖人よりも魔女が主役なのは確かなようで、
じゃあこの場合の魔女ってどんな存在なのかな？
となったとき、この『ヴァルプルギスの夜』を題材にした絵本と、
その映画があることを今回知りましたので、それをご紹介します。
小さい魔女
オトフリート・プロイスラー（作）
小さい魔女とワルプルギスの夜
映画公式サイト
あらすじ
森の中の小さな一軒家に暮らす小さい魔女。
口は悪いが気は優しいカラスのアブラクサスが相棒だ。
彼女の夢は年に一度ブロッケン山で開かれる魔女の祭り〈ワルプルギスの夜〉で踊ることだが、
参加できるのは大きい魔女だけ。
127歳の小さい魔女はまだまだ半人前で、今年も招待状は届かない。
小さい魔女は、大きい魔女から祭りに参加する条件である宿題を与えられ、
〈魔法辞典〉を開き、1年で7892個の呪文をすべて覚えることに挑戦する。
サイトで見られる予告動画を見ると、
魔女にも『良い魔女』と『悪い魔女』がいることが窺えます。
主人公の小さい魔女は
『良い魔女』と『悪い魔女』とは何か？を宿題に取り組みながら考えるようですが、
これは人間に関する様々な二元論に通じるテーマと、その問いかけにも感じます。
この辺は原作の絵本童話らしい教訓のお話なのかもしれません。
ちょっと面白そうです＾＾
本作は昨年11月に日本でも公開され、
今年になって各配信サイトで視聴可能になっています。
自分はまだ未視聴ですが、しかし小さい魔女がどんな答えを見つけるのか、
それが気になるので見てみたいと思います。
小さい魔女役の女優さんは日本人的にはやや癖のある顔にも見えるかもですが、
本作は吹き替えの声優さんが
坂本真綾さんと山寺宏一さんという人気どころなので、
気になる方はこの機会に視聴してみてください。
配信各サイトへのリンクのある映画サイト
まどマギから知ったワルプルギスの夜について調べていて
こんな映画を見つけたので、
この機会に紹介させていだきました。
ではでは～。
