1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「格ゲーの使用キャラでその人の性格がわかる?についての一論」


先週、Twitterでトレンドにあがっていた

 

#格ゲーで使ってるキャラで性格がわかる

 

というタグ。
おそらく、以前にも存在したタグがまた誰かを起点に話題となったのに
自分も気づいたのだと思うのですが、
今回、これをみて多くの方々と同じように自分も
『本当かな?』
と感じたので、そこから広がった考えを今回は書かせていただきます。

 

検証してみる。

 

本当に格ゲーの使用キャラでその人の性格が分かるのか?
という疑問に対して、
自分を実験台に考えてみることに。

 

そもそも、その人の嗜好や癖から性格を推し量るのは
犯罪捜査でいうところの『プロファイリング』にあたると思いますが、
割とそういう認識も広がって久しいかと思いますが、
自分はそんな専門的なことを学んでいるわけではありません。
ただ、創作をそこそこ続けてきて、
バックボーン(そのキャラ、人物の生い立ちや経験)からキャラの言動を導く、
というある種プロファイリングに近い作業はある程度のレベルでやってきたので、
そのレベルにもよりますが、
そうした技術での性格の推し量りを試みようと思います。

 

では行きましょう。
まず、自分が過去によく使っていた格ゲーキャラをピックアップします.

自分はストリートファイターⅡ、餓狼伝説1から格ゲーに触れていて、
ただ当時は特にこれといった固定キャラはなかったです。

 

というか、コマンドをうまく入れられないという理由で
基本技で戦うのが楽なブランカ
ボタン連打の百裂系の春麗や本田を使っていたように記憶しています。
(かろうじてタメ系のガイルも使っていたようですが)
龍虎の拳で少しコマンドを覚えて、
KOFのNEOGEOCDと
とコンシューマのストリートファイターZERO2で
ようやくコマンド技を当たり前に使えるようになったくらいの人間なので、
そのへんのキャラからピックアップしています。

 

ストリートファイターZERO2』
 ガイ、さくら
『ヴァンパイア・ハンター』
 フォボス
餓狼伝説3』
 ギース、テリー、
KOFシリーズ』
 女性チーム、イタリアチーム、主人公チーム、キング、
月華の剣士
 守矢、雪、
CAPCOM VS. SNK 2
 ロック、響

 

このくらいで、2000年台はあまりプレイせず、
2010年台に『ペルソナ』の格ゲーをプレイしましたが、
その時はある程度どのキャラも触ってとくにやりこんだキャラは
いなかったので、上記くらいから考察したいと思います。

 

(このくらいの格ゲー歴なので、
使用キャラというよりも
使用していたキャラで、になりますが、そこはご容赦ください)

 

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自分の使用キャラをみて共通項を探したところ、個人的に特徴を感じたのは、
キャラの性格的なアプローチよりも
使用キャラの『技の傾向』でした。

 

格ゲーは戦い方にも性格が出る、というのを以前聞いたことがあったので、
その辺が無意識に作用したのかもしれません。

 

それでいくと、
軽快な動きと、
中距離から届く居合斬りや一気に間合いを詰められる突進系の技で攻めるのが
割と好みで、
多段ヒットする技や手動乱舞が好き。

 

ということでした。
ここから性格を想像すると、
無理に近づかずにわりとさっらとしたスタンスで人に対応して、
適度な距離感が心地いいのが通常の在り方。
投げ系のように目的のために無理をして強引に近づくのはあまりしない。
けれど攻め時は一気に懐に接近して
容赦のないタコ殴りをぶちかます集中力と爆発力のあるタイプ。
ただし、ギリギリの間合いで緊張感をもっての牽制のしあいは苦手、
と同時にチクチクとした牽制のし合いは自分的に好みではないです。

 

そしてぎりぎりの間合いは苦手なので、
その苦手であえて勝負せず、得意な間合いにさがり、

タイミング、攻め時を待って一気にぶっ込んで、
場合によっては劣勢からの一発逆転を目論む。

 

そういうプレイスタイルであり性格が好んで使う技に出ているようで、
それを自分の現状の性格に当てはめて考えてみると、
……いやあ、結構当たってます(苦笑

 

使用キャラの見た目や設定的なことよりも、そのキャラの技の傾向から、
という観点では

使用キャラによってその人の性格がある程度

浮き彫りになるのかもしれませんね。

 

……ただ、上記の自分のスタイル、言い方を悪くいうと、
無理して近づかない臆病で、自分のタイミング、ペース重視の自己中で、
自分の都合で一気に攻めてくる身勝手な人間、
という見方もできるかもしれませんね(笑)

 

人間、性格というのは観測の仕方で善いようにも悪いようにもとれます。
勝負事において攻めるのは当たり前でそれを自己中ととるのは変だし、
相手のペースに合わせていたら勝機はないでしょう。
格ゲー漫画の漢である中平先生の作品でも、
勝負は攻めであり、状況を掌握した方が勝つ、と喝破していますし。

 

格ゲーにおけるプレイスタイルと性格とはある意味、
必要ならそうすることもある性格である、
というのがより正確かもしれませんね。
(それが通常営業の人も世の中にはいる、とも言えますが)

 

……ここまでのように、
こうした観点で自分の使用キャラから性格にアプローチすることは
一応可能なようです。
ですが、ただ、それは自分で自分のことを分析するにとどめるべきだと思います。

 

これはTwitterを見ていて思ったのですが、
ある誰かが
自分のキャラはこれです、性格を当ててリプしてください。
と言っていましたが、
しかしこういうのはネットの場合でも、そしてリアルでもですが、
情報にフェイクが混ざっている可能性があります。

 

自分の性格を当てさせて、それが違うことをあざ笑ってさらし者にする目的で、
「当てて~リプおくってきて~」
と言っている可能性は高いです。
悲しいことに世の中にはそういう冷やかし目的で発言する人は厳然と存在します。

 

提示される情報が偽りならそもそも正確な分析ができませんし、
ネットでそれが本当だと証明する術は
その人のネット対戦の友達であるくらいしかないと思われます。
その友人と口裏を合わせて接近してくるということだってあるので、
ネットで迂闊にこういう手合いに反応しないのがベストです。

 

そういう方は自分で自分の分析をしていただくしかありません。悪しからず。

 

それに、性格分析というのは
上記の自分の分析をみていただいて感じている方もいるかもしれませんが、
良い面だけではないのです。
人間の性格というのは、
良い面もダメで悪い面も含まれています。
ポジティブな面にもネガティブな面にも向き合うのが
自分の性格を知るということだと思います。

 

なので、おいそれと他人のそれを分析するなどしても良いことはありません。
ここは知っておいて欲しいとも思って今回、
この記事を書かせていただきました。

 

……そのうえで、少しいやらしいことを言うと、
使用キャラで自分の性格なんて分からない、
という人は、自分のダメな部分に向き合うのを厭うからこそ、
自分の情報を無意識に分かりにくいように補正、偏向させているだけで、
分かりたくないから分からないと言っているだけ、
という線もあります。

 

……人間の扱うこと、表すことは何事も繋がりがあるようで、
それは否定的な使用法としてもときに表れるのが人間であるようです。
……いや、余計なことを書きました。

 

使用キャラの傾向のばらつきについて。

 

けれど、そういう自分の情報を無意識にはぐらかしている他にも、
自分の使用キャラの傾向がばらつく理由はあるようにも感じました。

 

それは、おそらくですがこう考えます。

 

人によってはキャラの見た目や声、性格などで最初は入ると思うのです。
これはもう、使用感ではなく、
見た目などの二次元への嗜好の表れです。
ですので見た目や設定、属性など以外に統一感はないと思われます。
これは分かりやすい初期にあることだと思います。

 

そして、次に他人のプレイを見たりして、大体のキャラの技を見て、
この技を使ってみたい、
もしくはこの動きをするキャラが面白い、好み、
という感覚で触れるキャラが出てくると思うのです。
その技の好みは、その人の目的によってさまざまだと思います。
使った格好よさ、爽快感、使いやすそうという印象、
これなら有利に戦って勝てそう、という算段……、
それらを見て取ってキャラを選ぶ基準にすることもあるかと思われます。

 

そうしていくと、使う技の好みが出てきて、
上記の自分のように、使うキャラの技に特徴が出てきて、
好んで使うキャラに共通した特徴が出てくるようになってくると思います。

 

そして、格ゲーはプレイのやり込み度によっては、
さらに深化していくとも言えます。
格ゲーはそもそも勝負事であり勝つことが目的ですから、
その目的を達成するために
技に個性を表すよりも、より勝つために必要な手段に微調整したり、
これは控えるなどして削いだりして、
洗練し特化させていく人々がいるようです。

 

(格ゲー好きな方の中には、
全てのキャラを使って楽しむのが好きで、
特定の方向で勝つことばかりにこだわっているわけではない、
という人もいるかもしれませんが)

 

ここで見てみると、
使用キャラのリストにばらつきがある人は、

 

最初の
二次元キャラの好みのみで選んでいて、
それが時代(その人の年齢的変化)によって好みが変化しているか、

 

もしくは上記のすべての時期を総括した結果、
趣味で選んで、性格が出て、目的のために特化させて選んだキャラの
すべてがリストに入っていて、
だからばらばらで統一感がない、
とも考えられます。

 

ですからそういう方たちは、全体をまとめてみると
性格は浮き彫りにし難いと思われます。

 

自分は3番目の技に性格がでるので統一されるくらいの
やり込み具合で格ゲーを離れた人間なので、
むしろそういう条件で性格が読み解きやすかった、
ということかもしれませんね。

 

他にも性格というか分かることも。

 

上記で少し触れたように、
使用キャラのリストはその人のやり込みの変遷、
そして度合いも分かると言えるかもしれません。

 

他にも、
その人が求めているモノ、
見た目か、自分の琴線に触れる人格や生い立ちか、

 

キャラや好みの技の傾向から
技の便利さ、
爽快さ、
などその人が優先しているモノも見えてくると言えます。

 

改めていうと、
これは玄人になるほどに、勝つ目的のために
そうした個性を抑えて合理的なキャラと技傾向になるのではないか?
と自分は今回感じました。

 

そんなわかることで、自分の使用キャラからいうと、
属性的には

 

『蹴り』『刀』『ロボ』『厨二』

 

のようです。
なるほど、まったくもってその通り!笑

 

そんなことを考える機会になった今回のタグでした。
面白い気づきもあったので、
このタグをポストしてくれたどなたかに感謝を。

 

ではでは~。