1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「またライブに行ったならこうしたい。お題「どうしても言いたい!」より」

お題「どうしても言いたい!」

 

お題スロットから記事を書かせていただきます。
今はコロナウイルスの影響でエンタメ業界全体がイベント自粛ムードですね。
そこで少し、以前参加したライブでの出来事を書いて、
またライブに問題なく行けるようになったらこうしたいな~を書いてみます。
おつきあいくださると幸いです。

 

ことは昨年の12月。
自分のひいきのロックバンドである『UVERworld』の
東京ドームでの男性限定ライブ、『男祭り』に参加したときのことです。

 

自分はUVERのライブ自体は2009年から何度も参戦しているのですが、
地方民で東京に遠征してのライブは
2017年の10月の武道館と
この2019年12月の東京ドームのみです。

 

初めて東京ドームに踏み入りましたので興奮でした。
それにUVERの男祭り、UVERを愛する男として参加したくて
ついにファイナルとなる今回、念願叶っての参加です。
その心中はファンのアーティストを持つ方ならお分かりいただけると思います。

 

そのライブであったことなのですが、
ライブ途中で恒例の金テープ発射がありました。
自分は今回、幸運にもアリーナの最前列(Aブロックというチケット結果に驚いていたら、
実際席に行ってみると最前列でした……!)のステージから見て一番右端という席でした。
なかなか良い席だったのですが、しかし金テープの射程を少し外してもいたのです。

 

ところが、発射後に数分経って、宙からふわふわと金テープが舞い降りてきました。
そして、自分のすぐ横の足もとに落ちました。
この時、周りで隣の席のお客さんは気づいていなかったのですが、
自分のすぐ後ろの席の人が気づいて手を伸ばしていたのです。

 

そこで自分は……
自分が金テープを手にしてしまったのですよね。
自分の席の列で気づいて手を伸ばせたのは自分でした。
しかし、すぐ後ろで欲しがっていた人がいた。
同じUVERを愛するCrewで、この男祭りに集まった同志。

 

これについて、
自分はライブが終わって帰りの前にドームシティ内の店で食事をしていて思いました。

 

『あの時、後ろの欲しがっていた彼に即座に金テープを譲っていたら。
「欲しかったんだろ?祭りだし、お互いにいい思い出もって帰ろうぜ」
といってノータイムで彼に金テープをあげることが出来ていたら』

 

自分が東京ドームのライブでUVER印の金テープをゲットするというのもひとつの良いことです。
けれど、同じ思いでライブに来ている彼にそれをゲットさせてあげて嬉しい思いをさせ、
自分は譲ったことを誇りに思える。
そんなライブの思い出も最高に東京ドームでの祭りにふさわしいとも思ったのです。

 

そして、

 

『遠慮しなくていいよ。
もし気がとがめるなら、
今度いつかのライブでお前が他の誰かに同じようにしてやってくれ』

 

と言えていたら、最高に格好良かったのに……なのに!

自分はこれまでの参戦で金テープをゲットしたことは過去にあったのもありますし、
今度は譲ってもいいのではないか、とも思えたのです。

 

これが、最高の東京ドームでの男祭りライブでしたが、
唯一心残りとなった本当に感じた出来事です。

 

これについて、自分はまだ
自分がそれだけの格好いい男としての心になれていないということを確認する機会となり、
今後の課題が出来たと認識しました。

 

だからまた今度、
UVERworldや他のアーティストのライブに参戦して同じようなシチュエーションになったならば、
この未熟さに打ち勝ちたいと思います。
そして、譲ったその誰かもまた、
同じように格好いいことをしてどこかの誰かを喜ぶばせるような、
それが連鎖していくような、
幸福の連鎖が起こればいいな……と思ったりもします。
UVERworldのCrewにそんな格好いい男たちがいるということになれば、
UVERメンバーも闘い続ける力の一助になるのではないか、とそんな風にも思ったり。
それって、UVERに限った話じゃあないと思うのです。
どんなアーティストも自分のファンがそんなハートの人たちなら嬉しいし、
さらにがんばれるように思うんですよ。

 

そんな課題を感じた昨年の初東京ドームライブの出来事。
誰にもどこにも言っていなかったことですが、
今のライブが自粛ムードのなかで、
だからこそどうしても言いたい!と感じました。
アーティストたちとこの困難を乗り越えてまた会う時、
そんな格好いいファンになりに会いに行く。
それをファンになったアーティストへの応援のひとつとして考え、
こうして今、言葉にします。

 

どこかの誰かに届くかな……うーん。

 

ちなみに、この男祭りで良いこともあって、
それも言わせていただけると、
アリーナの外周を移動山に乗ってメンバーが演奏しながら回る曲があったのですが、
そこでアリーナの端の自分がメンバーに向かって
盛大に叫んで両腕でVの字を作ってみせたら、
師匠ことベースの信人さんがさっと片手でブイサインを出して笑ってくれたのですよ!

 

いや、自分に反応したのかはわかりませんが。
でもすぐ目の前だったので、
自分もVの字にした両腕で両手ともピースにしてテンション爆あがりになりました。
のぶちん、ありがとう――っ!!

 

そんなことがあった東京ドーム男祭りからもう2か月以上。
2月はベースの信人、ギターでリーダーの克哉の生誕祭ライブがどうにかありましたが、
きたる3月8日のギターの彰の生誕祭ライブは
政府からの要請で延期の方向に調整しているようです。

 

そんな状況で自分ができることを考えたとき上記のことを思い出しましたし、
さらに今できることとして、
今はこの状況が少しでも良い方向に向かうことを祈って、
日々の自分の課題に向き合っていきたいと思います。
その先に、また大切なアーティストのもとへ会いに行けることを胸に。
それこそ一番、どうしても言いたいことかもしれませんね。

 

ではでは~。