1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

「物語シリーズアニメ10周年おめでとうございます!物語フェス参加記録~♪」

物語シリーズといえば、

化物語』から始まる

小説家、西尾維新先生による長期シリーズとして有名ですよね。

シャフトによってアニメ化され、

0年代以降の10代にも認知度も人気も高いことと思います。

そのアニメ物語シリーズが、

最初のシリーズの放送から今年の『続・終物語』までで

10周年を迎えたわけで、

この度、それを祝したアニバーサリーフェスが催されました。

自分も参加したいと思わされ、

今回は劇場でのライブビューイング観覧も出来るということで、

先行予約⇒一般販売ですべりこみ、なんとか

5月11日に物語フェスを観に行けることとなりました。

では、前置きはここらで、

ここからはその物語フェスの内容と感想を

ちまちま書いて行こうと思います。

戯言だけどね。

青春に、ブログ読みはつきものだ。

ではでは~。

今回のフェスは、一体どういう趣向で組まれているのか?

というのは当然の疑問で、

自分はそれほどアニメイベントに参加したことはないのですが、

よくあるのは

作品や製作に関する声優さんたちのトークや、朗読、

歌や、映像による要所、名シーンの振り返りなのかな?

という印象を受けます。

しかし、このフェスはまず

阿良々木くん役の神谷浩史さん + 忍役の坂本真綾さんによる

台本による掛け合いから始まり、

実際の本ステージある会場でのイベントについて

物語シリーズ定番のおしゃべりをして、

『じゃあ、このイベントはどういう趣向なの?』

とキャラで追及していくスタイルで始まりました。

ついで、

阿良々木くん + ガハラさん

忍 + 斧乃木ちゃん

によって、

彼女たちの初期のキャラのようなセリフでの

おしゃべりが繰り広げられます。

ガハラさんは初期の性格キツクて攻撃的な話し方だし、

斧乃木ちゃんはキメ顔セリフを繰り返すし。

これにより、『初心に帰る』

が強調され、

この後に台本を読んで演じられる各キャラも、

物語シリーズ登場初期の性格が強くでていました。

『初心に帰る』

このフレーズが、

続・終物語まで物語が終わった物語シリーズに対して、

どういう意味を持たせるのか。

このフェスのテーマのようなモノをにわかに感じながら、

しかしここから怒涛の曲の熱唱に切り替わって行きます。

化物語以来(間違っていたらすみません)の

火憐と月火の予告篇クイズのあと、

まず歌われたのは

戦場ヶ原ひたぎ斉藤千和さん)による

化物語始まりの歌。

staple stable

おおう、この作品を視始めた頃のことや

作品を見て受けた衝撃などが甦る思いですね。

原作よりもアニメに先に触れたので、

ホッチキスで綴じたり、

「戦争をしましょう」

は鮮烈でした。

斉藤千和さんも髪型も衣装も、そして歌声もステキです(*´▽`*)

あと、あれ?

これ自分、令和になって最初に聴いたライヴ歌唱がこれでは……!

胸に刻もう。

斉藤・令和・ひたぎ……と。

続いて、

八九寺真宵加藤英美里さん)

すみません、複数曲歌っていた方は、

どの歌がどういう順番だったかうろ覚えです。

恐らく、順番から言ってまよいマイマイ

『帰り道』だと思います。

この衣装が、ピンクでフリフリでとてもキュートでした。

後からツイッタで知ったのですが、

これは真宵のリュックサックをモチーフにデザインされた

衣装だったそうです。

なるほど~^^

情報元の方、ありがとうございます~。

お次は

神原駿河沢城みゆきさん)

しかし、沢城さんはご都合で不参加のようで、

曲に合わせて

レイ二ィデビル3匹がダンスパフォーマンス

していました。

これはこれで面白い。

そして、次は花澤香菜さんの撫子がくるかと思っていたら、

阿良々木火憐喜多村英梨さん)による

marshmallow justice

でした。

個人的にこの曲は作品中かなりあがる曲で好きなので、

キタエリさんの歌う姿が見られて良かったです!

キャラパート⇒ライヴパート⇒キャラパート

さて、また声優さんが出てきてのキャラのおしゃべりです。

どうやら、この交互の入れ替わりで進行していくようです。

ガハラさん + 神原(電話トーク

阿良々木くん + 老倉

忍 + 真宵 + 斧乃木ちゃん のロリ三人衆。

貝木 + ガハラさん

このトーク、老倉が「オイラー」と言われて

即オチしたりとチョロさを見せたり、

ロリ三人が戯言シリーズ闇口崩子ちゃんを話題に出して、

ある種私たちのご先祖的な存在ですから、

と言っていました。

受け継がれるロリの系譜……w

他に、貝木とガハラさんのトーク

実際にはそんなことはなかったニックネームで

「貝兄ちゃん」「ひたっぴー」と

おしゃべりしたりしたのがハイライトでした。

貝木の

「あっさり出来る覚悟だからこそ、

あっさり撤回されそうだと不安になる」

というのが中々考えさせられました。

西尾節ですね~^^

そして、少しずつこのフェスのテーマが会話に登ります。

『ゴールではなく、

スタートこそがドレスコード

薄々皆さんも感じていたと思いますが、

このフェスは西尾先生らしい

謎解き形式で進行しているようで、

これはそのヒントというか、伏線というか。

さてさて、しかしまだまだ盛りあがって行きますよ!

歌パート2⇒そしてまだまだ行くぞ!

掛け合いに続いての、歌パート2です。

次は

斧乃木余接(早見沙織さん)

オレンジミント

特徴的なテンポの歌が、

早見さんによって歌われて、

早見さんのアーティスト活動を知りながら、

まだライブやCD未経験の身としては、

これが初見で得した気分です。

次は

真宵ちゃんの2曲目。

タイトルはしっかり憶えていません。

あしからず。

続いて、

羽川翼堀江由衣さん)。

しかし、イベント通して2曲歌われていましたが、

どちらが先だったかはっきり覚えていません。

しかし、可愛らしい衣装で、

早見さん、堀江さん、そして後で出てくる花澤さんあたりが

オーディンスの歓声の大きさが目立ちました。

スクリーンの向こうだけではなく、

実際に自分のいる劇場でも歓声と拍手が多かったです。

さすがほっちゃん!^^

そして、

老倉育(井上麻里奈さん)

すみません、こちらも2曲歌われていて、

どちらが先だったかうろ覚えです。

しっかりメモしなかった自分の不徳の致すところです。

井上さんも老倉らしい

どこかピリピリした雰囲気の歌声で見事に歌われていて、

素晴らしかったです^^

次が、

来ました、扇ちゃんです。

忍野扇(水橋かおりさん)

こちらも2曲で以前同(伏礼)

しかし、水橋さんは歌声が扇ちゃんらしい

どこか平坦がすぎる雰囲気で歌われていて、

その分熱量に劣る感はあったのですが、

しかしゴスとロックが共存した、黒と赤

(闇と真っ赤な偽物、というモチーフでしょうかね)

の衣装がとても輝いてたし、

なにより歌声の抑制の分、

振り付けが他の方々よりもよく動いて、

それもどこか扇ちゃんの芝居がかった感じも出ていて

好印象でした。

さて、そうして花澤さんの出番。

ですが、これは憶えています。

千石撫子花澤香菜さん)

泣く子も萌える超キュートソング、

恋愛サーキュレーション

が来るかと思っていたら、

ヘビィな方でした。

蛇だけに。

しかも、あの歌詞で蛇神撫子のように

ふふふふ、とか笑われて……

いや、意図された通りにビビりました。

これは、一部のコアなざーさんファンに大盛況でしょうね(多分)

間に予告篇クイズを挟んでの、

歌パートでのライヴ曲を紹介。

この予告編クイズで、

物語シリーズで一番テーマソングを歌ったのは誰でしょう?』

とあったのですが、火憐は月火ちゃん!

とヨイショしていたのに続き、次は月火の番です。

(ちなみに、一番多く歌っているのはガハラさんで、

5曲だそうです。

10年なので、2年に1曲歌っている計算だそうです)

阿良々木月火井口裕香さん)

白金ディスコ

しかしこの曲、昔からずっと思っていて、

きっと誰かも言っていることだろうけれど、

ジョジョ好きの西尾先生的に、

承太郎のスタープラチナからちょっと引っ張っている気持ちも

あるのかな~とか思う。

まあ、先生が曲名を決める訳ではないでしょうけれどね。

で、井口さん。

振袖サイズの袖の長い着物姿で、

首回りが大きく開いていてセクシーでした。

ダンサーの皆さんも和服というコンセプト美。

そして、バックに3Dの阿良々木くんが

ディスコ調で踊るという演出が笑えた。

(そういえば、曲ごとに背景の演出も違っていたのですが、

中にはこの3Dキャラのモノが他にもありました)

今度はほっちゃんの2曲目。

そして、香菜さんの恋愛サーキュレーション

この2曲の会場の盛りあがりよw

恋愛サーキュレーション

では曲中にシャボン玉が舞う演出が。

キュート&メルヘン!

老倉2曲目。

扇ちゃん2曲目。

ガハラさん2曲目。

既にお気づきでしょうけれど、

歌われているのは

OPテーマばかり。

さて、交互に進んでいたキャラパートは

まとめに入りそうです。

このフェスのテーマを物語ろう。

今回のフェスを計画、実行したと目される

羽川さんの登場で、

その真の意図が明かされます。

阿良々木くんもいつものように、

少しずつ分かってきたようで、

その答え合せがされます。

(※正確な文章ではないですが)

初心に帰るというのは、

昔に戻るというのとは違う。

スタートラインに戻るのは、

またスタートを切るため。

スタートラインに逆戻りしたら、

また始めればいい。

そして、

始めよう、新しい物語を。

と、出演キャスト総出で曲を歌い、

(自分はちょっとどの曲か分かりませんでした。

穴だらけで申し訳ない!)

〆は

君の知らない物語

歌:supercell

こうして、『続・終物語』において

高校を卒業し、青春が終わったかのように見えた

本作、物語シリーズは、

終わりは新しい始まりだよ、

とまだ見ぬ『君の知らない物語』へと

新たに始まり、続いていく予感をファン皆に届けて

終演となったのでした。

余韻に思うこと……。

自分なりにこのフェスについて思うのが、

何よりも西尾先生仕立て

(実際に脚本を書かれたのかは定かではないですが、

原案、構成くらいはしていそうです)

の物語仕立ての内容から、

いつも西尾先生の小説を読むように、

物語に触れるように捉えられる時間だということでした。

物語シリーズの10周年イベントそのものが

物語であるとして、

このフェスのテーマを考えるわけです。

それは、

これまで作品を愛してくれた多くのファンへの感謝とともに、

終わりを迎えて、そして新たに始まっていく、

その儀式のような面もあったかのように思えますね。

さながら、10年という重みと責任を、

重し蟹のようにずるすることなく背負って、

また新しいスタートを始めるための儀式のような。

(ちょっと格好つけてますね(汗))

ともあれ、

いやあ、満足いくイベントでした。

3時間でしたが、あまり長く感じませんでした。

個人的に、

映画館は長時間いるのがキツイ人だったのですが、

それでも意を決して久しぶりに劇場に足を運んだのですが、

参加して良かったと思います。

今回、このイベントを開催してくれた皆さま、

そして、自分同様、物語シリーズを愛し、支えてきた皆さま、

そしてなにより、

10年以上に渡り物語シリーズを書き続けて、

世に生み出してくださった西尾維新先生に、

大いなる感謝を述べたいと思います。

皆さま、充実した時間を体験させてくださり、

大変ありがとうございました~!(∩´∀`)∩ワーイ

ではでは、またこういう機会がある時を願って、

自分の出来ることを地道にやっていきましょうかね。

p.s

ドレスコードが『初心』

という言葉の、

コードとは『和音』

という羽川さんの謎解きについての、

自分なりの解釈を一応。

ドレスコードは催しの場で統一する装いのことで、

コードが『和音』で、

和する音、

つまり歌われた全ての曲(エンド曲以外)は

全て『始まりを告げる歌=OPテーマソング』だった。

このことから、

高校卒業という一つの終わりの局面に到達した

本作、物語シリーズを、

また新しく『始まりを告げる』ために

初期のキャラ性、

(全編みると、中には頑なにそれに抗っているキャラもいました。

あまのじゃくというか、そのキャラらしい背景や信念というか)

ライヴ曲は全てOPテーマ曲、

という風に装いを統一した。

それが『初心』のドレスコードの真意ではないかと。

つまり、

このイベントのテーマは先にも述べたように、

物語シリーズの新しい始まりの儀式としての

催しであった、と思えます。

さて、では

無事にパンフレット豪華版をゲットできたので、

付属のあとがたりを聴いてみましょうか。

物語を、全て聴くまでイベントは終わらない。

「では、息災と、友愛と、再会を」