1046ワークス24口

とーしろさんの趣味よもやま話の通用口。

小説・マンガの感想

「推し(好きなモノ)は尊いというファン層の気持ちを代弁した漫画について」

だいぶ前になるのですが、Twitterで「#うるせぇ推しは尊いんだよ]というタグがありました。今回は、そのときポストした内容から少し書かせていただきます。 推しというと、ヲタやアイドル、ジャニーズなどのファンが自分の一押しのキャラやタレント、アーテ…

「読書感想 『さよなら私のクラマー』 10巻 新川直司」

蕨青南と興蓮館の決勝戦、3点とられるも毅然たる司令塔曽志崎。もうあの麻呂眉抱きたい! とか一瞬思ってしまった。試合でキリッとしている彼女をだだかわいがりして可愛い表情を見たいとか……それくらい格好良い様子だった。 その曽志崎の退場と、監督のカ…

「読書感想 『木曜日にはココアを』 青山美智子」

音泉の朗読ラジオ 『月の音色』 で朗読されていたことから興味を持ち読んだ。 日本のマーブル・カフェで働く男性店員から始まり、シドニーとのつながりを色と人々のつながりで描いている12作の短編連作。 先のエピソードで出た人物が次に出てきてつながり…

「漫画『ひまわりさん』のひまわりさん誕生日のお祝いをしました^^」

今回は、当ブログでも何度か取り上げている、月刊コミックアライブで連載されている、菅野マナミ先生の(ライトな)百合漫画、 『ひまわりさん』 その書店主のお姉さん、ひまわりさん(愛称)の誕生日について書かせていただきます。 いわゆる二次元キャラ、…

「読書感想 『ジョジョリオン』 2巻 荒木飛呂彦」

帽子屋での手がかりで訪れたマンションでの闘いの結果、記憶喪失の青年は吉良吉影ではないということが判明。だが何故、その吉良の遺体があった場所で青年は裸で倒れていたのか? 記憶がない理由や、吉良の遺体にアレがなく青年にある理由は? 何らかの奪い…

「『ひまわりさん』連載100回記念号の月刊コミックアライブ購入~♪」

今回は、タイトルにあるように、漫画雑誌、月刊コミックアライブを購入したはなしです。 昨日の読書感想記事でも書いたのですが、菅野マナミ先生の(ライトな)百合漫画、『ひまわりさん』という作品があります。 こちら、今回の月刊コミックアライブ10月…

「読書感想 『ひまわりさん』 11巻 菅野マナミ」

女子高生、風祭まつりの学校の前にある古い本屋さん。そのクールで眼鏡で黒髪ロングな女店長がひまわりさんです。憧れる格好良い女性のひまわりさんに逢いに、まつりは足繁くひまわり書房に通います。 まつりの受験を前に冬がくる本巻。年末のクリスマスと年…

「読書感想 『超簡単 メガビタミン入門1』 小西伸也」

今週のお題「読書感想文」 いつもの水曜日の読書感想記事を、 今週のお題タグに合わせて。 長年ベジタリアンや糖質管理などで健康を追求してきた著者が、メガビタミン (分子栄養学) の基礎を解説した本。正直、多数派の病院と薬による対症療法とメジャーな…

「読書感想 『新約とある魔術の禁書目録』16 鎌池和馬」

魔神も去り、対となる右手との闘いは次はどんな展開かと思っていると、いきなりの大熱波による灼熱地獄の一二月と、学園都市を徘徊する異形の存在とのサバイバル。男女すべてが水着で暑さをしのぎ、水を求めて命がけの狩りにでる。 表紙絵にあるようにお嬢様…

「久保帯人先生新シリーズ連載開始!で久しぶりに週刊ジャンプ購入~」

今回は、時事ネタで書かせていただきます。 話は、週刊少年ジャンプで『BLEACH』を連載して人気を博した、久保帯人先生の新連載『BURN THE WITCH』の話になります。 以前、2018年に読み切りが掲載され、好評で、アニメ化も決まったうえでの本誌連載開始…

「読書感想 『やがて君になる』 6巻 仲谷鳰」

始まる生徒会劇。内容については読んでいただいてということで触れないが、見所の多い劇だった。 沙弥香と燈子の恋人シーンや侑の看護師役など、本人じゃないはずなのにとても生き生きとしたキャラだった。叶さんの意地と実力、努力を感じる。 劇を見に来た…

「ある小説を読んでようやく知った『ジョジョの奇妙な冒険』5部のアレのこと」

今回は、タイトルにあるとおりです。 『ジョジョの奇妙な冒険』は5部までアニメ化されたので、内容を知っている方も多いかと思います。その内容からなのですが、こちら。 5部のフーゴがナランチャにスパゲッティーを食べさせるエピソード。 集英社 荒木飛呂…

「読書感想『さよなら私のクラマー』9巻 新川直司」

女子高校サッカー界二強の興蓮館高校と対するワラビーズの決勝戦開始。インターリーグは主力外校の強化試合だが、インハイ主力がスタメンで蕨青南はとまどうも、これまでのリーグ戦での対戦相手が興蓮館以上のカウンターサッカーとポゼッションサッカーをし…

「読書感想 『泣きたい私は猫をかぶる』 ノベライズ・岩佐まもる」

アニメ映画のノベライズ作品。 内容は、家庭に事情がある主人公の少女が家庭と学校で違う仮面をかぶっている。気を遣って家族と距離を置く美代と、型破りな言動で思い人にアプローチするむげ、そんな彼女は不思議なお面を手にして猫になり、猫の太郎も含めた…

「読書感想 『 人類最強のsweetheart』 西尾維新」

戯言シリーズの人類最強、哀川潤が主役で様々な請け負い仕事をしていくシリーズ。 これまで全地球人にはぶられる、月に行って宇宙人との遭遇、海底人、植物の戦いなどを経て、本作も短編集の形で一般レベルをぶっ飛んだ事件が目白押し。今回は零崎曲識の遺し…

「読書感想 『ジョジョリオン』 1巻 荒木 飛呂彦」

新たな第8部の開幕。今回は現代の日本東北の、4部と同地名の杜王町が舞台。 震災によりできた隆起した壁付近で裸の男性を助けた康穂は、記憶を失っている彼が気にかかり素性について一緒に調べることに。 向かった先ではさっそく異常な生活の影が。だがこ…

「読書感想  『月と六ペンス』  サマセット・ モーム」

それまでの裕福な生活や家族を捨てて厳しい環境で絵を描くことを選んだストリックランドは、晩年をタヒチで過ごしたゴーギャンがモデルになっているそう。本作はストリックランド(ゴーギャン)の絵にかけた人生を彼の知人の作家の視点で追想している物語。 …

「読書感想 『やがて君になる』5巻 仲谷鳰」

侑の提案で生徒会劇のラストを変更することに取り組み夏休みが過ぎる。 燈子に変わって欲しいと決めた侑と、生徒会劇が終わったあとの自分に不安になる燈子たちは水族館デートで相手への想いを確認する。アニメではこの乗り換えですよ、で終了していた。ここ…

「あまりスタンダードではないのですが……。お題「我が家の本棚」」

お題「我が家の本棚」 今回は、お題スロットから、お題「我が家の本棚」で書かせていただきます。 まずは、写真で数枚本棚を紹介します。 最近の漫画棚 小学校からファンな中平正彦先生の棚 武士小説棚 刀・武術棚 などです。あとは、漫画が色々と、小説、実…

「読書感想 『ワールドトリガー』22巻 葦原大介」

四巴のB級ランク戦、最終戦の決着巻。ヒュースの隠し玉を含めた孤軍奮闘、帯島ちゃん対遊真戦の工夫が光る派生技。弓場と二宮の一騎打ち。そして玉狛第二と二宮隊の決戦と見所満載であり、その決着は最高の盛り上がりをみせた。正直、漫画でこれほど興奮し…

「読書感想 『単位と記号の秘密が分かる本』」

世界の単位などに関する総まとめ本。単位の歴史や国際単位系 (SI) とその他の存在の事情なども書かれていて既知未知併せて色々勉強になった。 単位や記号の種類は、長さと面積、体積や容積、時間と速度といった学校で習う基本的なことも多いが、ヤードや…

「読書感想 『宮本武蔵(七)』 吉川栄治」

引き合わされた先で沢庵和尚と再会した武蔵に、将軍家剣術師範の話が。しかし武蔵は開墾の経験で彼の思い描く剣での治政を希望する。栄達の門が開けるが、しかしこの門をくぐるが本当の栄達か。 小次郎は同じく師範役の小野派一刀流に打ち勝ち、細川藩への士…

「読書感想 『やがて君になる』 4巻 仲谷鳰」

何者かにならないと自分には価値がない、というのは思春期にはある悩みだが燈子はやや度が強い感じ。この辺も姉の影で自信のなかった女の子という背景がしっかりした感じだからこそ、燈子が自分の弱さを肯定できるようになるのが肝要に思える。それを促すの…

「読書感想  『日はまた昇る』 アーネスト・ヘミングウェイ」

割と裕福で作家だったり爵位があったりで自由に暮らせるフランスの若者たちの享楽の日常、 スペインに旅行して祭と闘牛を見て恋もあり、という内容だが、その享楽はジェイクにとってもブレットにとってもどうしようもないことへの満たされなさを薄める面もあ…

「読書感想  『リリアとトレイズ Ⅵ』 時雨沢恵一」

列車内での見えざる犯人との攻防の続き。 展開としては狙われているのが当初思われていたマティルダ王女ではなくあの人物だというのはやや意外だった。 犯人自体の性癖とも合致したターゲットだったが、 それと対峙するトレイズは奮闘はしたのだが、彼が決着…

「読書感想  『侠飯 2 ホット&スパイシー編』 福澤敏三」

今回もヤクザ風の柳刃と火野のコンビが料理をする。主人公と舞台、季節も前回とは切り替わり、ビジネスマンが退社へと追い込まれる中、柳刃の移動弁当屋で食事をして交流する、というながれ。 前回少し登場した会社やメンツも登場するが、メインはしっかりし…

「90年台格闘ブーム時代の伝説の漫画作品。お題「好きなシリーズもの」」

お題「好きなシリーズもの」 今回は、お題スロットから「好きなシリーズもの」で書かせていただきます。 自分は2010年前まで漫画ばかり読んできた人間なので、自然と好きなシリーズモノも漫画が多いです。その中でも「これは特におすすめ」 という作品を今回…

「読書感想 『やがて君になる』3巻 仲谷鳰」

生徒会劇を行うことに同意した侑は、劇の台本を任せる友人のこよみを生徒会と燈子と顔合わせすることに。 友人達に言えない燈子との間のあれこれを抱えた侑の秘密の女子つきあいが今巻も進行していく。 そんな中で生徒会の副顧問で侑の担任でもある箱崎先生…

「読書感想 『新約とある魔術の禁書目録』 15巻 鎌池和馬」

僧正による学校破壊によって他校の設備で授業を受け、留年回避を目指す上条だが、その移動先の学校には学園都市に入ってきた 《理想送り》 上里翔流も生徒となっていて衝突の気配が。 本作は上条と上里の第2ラウンド。 しかし正直な話、文章がこれ他の人が…

「読書感想 『隠し剣 秋風抄』 藤沢周平」

藤沢周平による時代小説、隠し剣シリーズの二冊目。 藤沢作品の架空の藩、海坂藩を舞台に下級武士の身分ではあるが流派の秘剣を修めた武士のさまざまな戦いと、各話での秘剣の正体が見どころ。 今回は女難や酒乱、引き裂かれた恋から狂人のフリをした武士、…